HB ホーム社文芸図書WEBサイト

HB[エイチ・ビー]は、集英社グループの出版社・ホーム社の文芸サイトです。2017年11月にウェブサイトを立ち上げ、2020年にnoteへ引っ越しました。小説やエッセイを中心に、毎日をより楽しく過ごすための、さまざまなコンテンツをお届けします。

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記事一覧

第21話 海が見たい!|賽助「続 ところにより、ぼっち。」

大好評のHB連載「ところにより、ぼっち。」が帰ってきた! ゲーム実況グループ「三人称」の一員としても活躍する作家・賽助が、ぼっちな日々を綴ります。 (※第1話と最新…

江原啓之さんと考える、これからの時代のより良い看取りとは? 『きれいに逝かせてください』 8月5日(金)発売

「がんばらなくていいよ。自分が逝きたいときに逝きなさい」──逝く人、診る人、看取る人の立場から、スピリチュアリスト・臨床医・作家が考える後悔しない看取りのバイブ…

第9話 印刷と製本 後編|ほしおさなえ「10年かけて本づくりについて考えてみた」

活版印刷や和紙など古い技術を題材にした小説を手掛ける作家・ほしおさなえが、独自の活動として10年間ツイッターに発表し続けてきた140字小説。これをなんとか和紙と活字…

第7話 海へ 宇野常寛「チーム・オルタナティブの冒険」

その夏、「僕」はある地方都市に暮らす高校生だった。 愛すべき仲間たちとの変わり映えのない、退屈な、しかし心地よい閉じた楽園が、ある事件をきっかけにゆるやかに崩れ…

第20話 料理教室|賽助「続 ところにより、ぼっち。」

大好評のHB連載「ところにより、ぼっち。」が帰ってきた! ゲーム実況グループ「三人称」の一員としても活躍する作家・賽助が、ぼっちな日々を綴ります。 (※第1話と最新…

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【文月】誕生日の攻防(後編) 村山由佳「記憶の歳時記」

歳を重ねたからこそ、鮮やかによみがえる折々の記憶。12の季節をしっとりつづる、滋味深きおとなのエッセイ。 [毎月第2・4金曜日更新 はじめから読む]  今でも変わら…

第8話 印刷と製本 前編|ほしおさなえ「10年かけて本づくりについて考えてみた」

活版印刷や和紙など古い技術を題材にした小説を手掛ける作家・ほしおさなえが、独自の活動として10年間ツイッターに発表し続けてきた140字小説。これをなんとか和紙と活字…

腹以外を満たす食
|千早茜「こりずに わるい食べもの」第24話 【最終回】

 冬の好物に焼き銀杏がある。入った居酒屋にあれば、まっさきに頼む。カウンターで日本酒をゆるゆる手酌しつつ、銀杏の殻をぱきっと割り、塩をちょんとつけて食べながら、…

第19話 ロシア|賽助「続 ところにより、ぼっち。」

大好評のHB連載「ところにより、ぼっち。」が帰ってきた! ゲーム実況グループ「三人称」の一員としても活躍する作家・賽助が、ぼっちな日々を綴ります。 (※第1話と最新…

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【文月】誕生日の攻防(前編) 村山由佳「記憶の歳時記」

歳を重ねたからこそ、鮮やかによみがえる折々の記憶。12の季節をしっとりつづる、滋味深きおとなのエッセイ。 [毎月第2・4金曜日更新 はじめから読む]  下の兄と十年…

第6話 庭の日 宇野常寛「チーム・オルタナティブの冒険」

その夏、「僕」はある地方都市に暮らす高校生だった。 愛すべき仲間たちとの変わり映えのない、退屈な、しかし心地よい閉じた楽園が、ある事件をきっかけにゆるやかに崩れ…

第18話 記念式典その2|賽助「続 ところにより、ぼっち。」

大好評のHB連載「ところにより、ぼっち。」が帰ってきた! ゲーム実況グループ「三人称」の一員としても活躍する作家・賽助が、ぼっちな日々を綴ります。 (※第1話と最新…

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第3回 五感に貪欲になろう! 地曳いく子「日日是混乱2 ハッピーレイヤード大作戦!」

人気エッセイ「日日是混乱」がハッピーを求めて再始動! BBAの自由なファッション&日常を数センチ豊かにするヒントを、スタイリスト・地曳いく子が綴ります。 [毎月1回…

【水無月】いつかなくしたもの(後編) 村山由佳「記憶の歳時記」

歳を重ねたからこそ、鮮やかによみがえる折々の記憶。12の季節をしっとりつづる、滋味深きおとなのエッセイ。 [毎月第2・4金曜日更新 はじめから読む]  早くどこかに…

第7話 九ポ堂訪問と本のデザイン|ほしおさなえ「10年かけて本づくりについて考えてみた」

活版印刷や和紙など古い技術を題材にした小説を手掛ける作家・ほしおさなえが、独自の活動として10年間ツイッターに発表し続けてきた140字小説。これをなんとか和紙と活字…

生クリーム絶対主義
|千早茜「こりずに わるい食べもの」第23話

 二年ほど前から、自分の中の生クリームに対する愛情をひっそりと疑っている。  ちょうどマリトッツオが流行りだした頃からだ。説明するまでもないが、マリトッツオとは…

第21話 海が見たい!|賽助「続 ところにより、ぼっち。」

大好評のHB連載「ところにより、ぼっち。」が帰ってきた! ゲーム実況グループ「三人称」の一員としても活躍する作家・賽助が、ぼっちな日々を綴ります。 (※第1話と最新話は無料公開) illustration 山本さほ ***  梅雨もすでに終わっているのに連日の雨予報。そんな中で、雲の隙間から空が覗くように晴れた日、僕はふと「海が見たい!」と思いました。  思えば昨年の夏も「夏らしいことがしたい!」と思っていたので、ここ十数年、あまり夏らしいことをしてこなかった反動がきて

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江原啓之さんと考える、これからの時代のより良い看取りとは? 『きれいに逝かせてください』 8月5日(金)発売

「がんばらなくていいよ。自分が逝きたいときに逝きなさい」──逝く人、診る人、看取る人の立場から、スピリチュアリスト・臨床医・作家が考える後悔しない看取りのバイブル! この本についてコロナ禍において改めて注目されるようになった「看取り」。 感染拡大下の病院では、家族が面会に行くことが難しくなり、看取りのプロセスに直接立ち会うことができないという事態が起きました。 そして今、改めて看取りをめぐること、すなわち、どう看取りたいのか? どう看取られたいのか? という問いが、家庭及び

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第9話 印刷と製本 後編|ほしおさなえ「10年かけて本づくりについて考えてみた」

活版印刷や和紙など古い技術を題材にした小説を手掛ける作家・ほしおさなえが、独自の活動として10年間ツイッターに発表し続けてきた140字小説。これをなんとか和紙と活字で本にできないか? 自主制作本刊行に向けての模索をリアルタイムで綴る記録エッセイ。 illustration/design 酒井草平(九ポ堂) *** 3 いざ打ち合わせへ!  ここまで決まったところで、印刷を担当する緑青社の多田さん、製本を担当する美篶堂の上島さんとの打ち合わせをおこなうことになりました。今

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第7話 海へ 宇野常寛「チーム・オルタナティブの冒険」

その夏、「僕」はある地方都市に暮らす高校生だった。 愛すべき仲間たちとの変わり映えのない、退屈な、しかし心地よい閉じた楽園が、ある事件をきっかけにゆるやかに崩れていく。 「これは想像力の必要な仕事だ」──それは、世界を変える魔法の呪文。冒険のはじまりを告げる、狼煙のような言葉。 [毎月1回水曜日更新 はじめから読む] design : Akiya IKEDA  中間テストが終わると、僕たちの学校は夏休みに入った。この学校の夏休みは一応、40日ある。しかしお盆が明けると、名

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第20話 料理教室|賽助「続 ところにより、ぼっち。」

大好評のHB連載「ところにより、ぼっち。」が帰ってきた! ゲーム実況グループ「三人称」の一員としても活躍する作家・賽助が、ぼっちな日々を綴ります。 (※第1話と最新話は無料公開) illustration 山本さほ ***  ここ数年かけて、ゆっくりと太っています。   コロナ禍により、体を動かすきっかけとなっていた和太鼓グループが活動休止となり、汗をかかなくなってしまったのが一番の原因でしょう。また、コロナ禍に『オンラインフード注文&配達プラットフォーム』が流行し、出

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【文月】誕生日の攻防(後編) 村山由佳「記憶の歳時記」

歳を重ねたからこそ、鮮やかによみがえる折々の記憶。12の季節をしっとりつづる、滋味深きおとなのエッセイ。 [毎月第2・4金曜日更新 はじめから読む]  今でも変わらない私の基本的な性質──「ひとに過剰な期待をしない」「モノを愛でても執着はしない」という淡泊さは、考えてみれば母親のそうした(いささか極端な)教育による副産物なのだろうと思う。  何しろ母はいっぺん怒ると手がつけられない人だったので、娘の私は自衛手段として〈よい子〉にならざるを得なかった。そうして、母だけでなく誰

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第8話 印刷と製本 前編|ほしおさなえ「10年かけて本づくりについて考えてみた」

活版印刷や和紙など古い技術を題材にした小説を手掛ける作家・ほしおさなえが、独自の活動として10年間ツイッターに発表し続けてきた140字小説。これをなんとか和紙と活字で本にできないか? 自主制作本刊行に向けての模索をリアルタイムで綴る記録エッセイ。 illustration/design 酒井草平(九ポ堂) *** 1 本の綴じ方!  九ポ堂の酒井草平さんと本文の組み方を相談したあと、本の綴じ方、本文と表紙に使用する紙について相談するため、印刷を担当する緑青社の多田陽平さ

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腹以外を満たす食
|千早茜「こりずに わるい食べもの」第24話 【最終回】

 冬の好物に焼き銀杏がある。入った居酒屋にあれば、まっさきに頼む。カウンターで日本酒をゆるゆる手酌しつつ、銀杏の殻をぱきっと割り、塩をちょんとつけて食べながら、今日はなにを食べようかとお品書きを眺める時間が至福だ。  一度、京都の居酒屋で隣に座った男性が「これ、剥いてえな」と焼き銀杏の小鉢をカウンターの中に突き返したことがあった。常連のようで、ちょっと照れ臭そうに「熱うてかなわん」とつけ足していた。大将は軽口を返しながらぱきぱきと銀杏の殻を剥いてあげていた。そのときはせっかち

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第19話 ロシア|賽助「続 ところにより、ぼっち。」

大好評のHB連載「ところにより、ぼっち。」が帰ってきた! ゲーム実況グループ「三人称」の一員としても活躍する作家・賽助が、ぼっちな日々を綴ります。 (※第1話と最新話は無料公開) illustration 山本さほ ***  2022年6月12日現在、ウクライナとロシアの戦争は続いています。  僕はロシア政府の行動を全く支持しませんし、一刻も早くウクライナの人々の生活に平穏が訪れることを祈るばかりです。  今年になって、過去にロシアへ赴いた時のことをよく思い出すようにな

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【文月】誕生日の攻防(前編) 村山由佳「記憶の歳時記」

歳を重ねたからこそ、鮮やかによみがえる折々の記憶。12の季節をしっとりつづる、滋味深きおとなのエッセイ。 [毎月第2・4金曜日更新 はじめから読む]  下の兄と十年も離れて長女の私が生まれた時、父は当初、奈津と名付けようとしたらしい。  夏の初めの七月に生まれたから、〈奈津〉。素敵な名前なのにどうしてそれにしなかったのかと尋ねたら、苗字と合わせた時に画数がよろしくないと易者に言われたのであきらめた、との話だった。  それを聞いた時は内心、画数なんてどうでもいいから〈奈津〉が

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第6話 庭の日 宇野常寛「チーム・オルタナティブの冒険」

その夏、「僕」はある地方都市に暮らす高校生だった。 愛すべき仲間たちとの変わり映えのない、退屈な、しかし心地よい閉じた楽園が、ある事件をきっかけにゆるやかに崩れていく。 「これは想像力の必要な仕事だ」──それは、世界を変える魔法の呪文。冒険のはじまりを告げる、狼煙のような言葉。 [毎月1回水曜日更新 はじめから読む] design : Akiya IKEDA  井上が不意に僕の下宿に見舞いに現れたのが月曜日で、僕は翌日の火曜日から学校に復帰した。そして井上の言った通り、由

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第18話 記念式典その2|賽助「続 ところにより、ぼっち。」

大好評のHB連載「ところにより、ぼっち。」が帰ってきた! ゲーム実況グループ「三人称」の一員としても活躍する作家・賽助が、ぼっちな日々を綴ります。 (※第1話と最新話は無料公開) illustration 山本さほ *** 前回のあらすじ 鉄塔に関する小説を書き、「鉄塔」という名前でゲーム実況活動をしていたら、『送電線建設技術研究会 北陸支部 創立60周年記念式典』という鉄塔業界の記念式典にゲストとして招待されました。 共にゲストとして招待されたのは、以前『音楽ナタリー』

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第3回 五感に貪欲になろう! 地曳いく子「日日是混乱2 ハッピーレイヤード大作戦!」

人気エッセイ「日日是混乱」がハッピーを求めて再始動! BBAの自由なファッション&日常を数センチ豊かにするヒントを、スタイリスト・地曳いく子が綴ります。 [毎月1回月曜日更新 はじめから読む] photo:地曳いく子/design:アルビレオ 「五感に貪欲」ってどういうこと?先日、これから出る文庫本の打ち合わせをしているときに、担当編集者から「地曳さんは、五感に貪欲だから」と言われました。どうやら私は、五感(視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚)に貪欲らしいです。 コロナ以前、

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【水無月】いつかなくしたもの(後編) 村山由佳「記憶の歳時記」

歳を重ねたからこそ、鮮やかによみがえる折々の記憶。12の季節をしっとりつづる、滋味深きおとなのエッセイ。 [毎月第2・4金曜日更新 はじめから読む]  早くどこかに部屋を借り、腰を落ち着けたかった。勝手に飛び出してきた鴨川の家には、愛猫〈もみじ〉が待っている。夫はもちろんちゃんと世話をしてくれているけれど、きっと寂しい思いをさせているに違いない。  それなのに私は、ひと月ほどの間、東京のウィークリーマンションあるいは山梨や北海道のホテルなどを転々としていた。準備している小説

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第7話 九ポ堂訪問と本のデザイン|ほしおさなえ「10年かけて本づくりについて考えてみた」

活版印刷や和紙など古い技術を題材にした小説を手掛ける作家・ほしおさなえが、独自の活動として10年間ツイッターに発表し続けてきた140字小説。これをなんとか和紙と活字で本にできないか? 自主制作本刊行に向けての模索をリアルタイムで綴る記録エッセイ。 illustration/design 酒井草平(九ポ堂) *** 1 九ポ堂訪問  収録する作品もほぼ決まり、いよいよ制作の準備に。この日は、これまでいっしょに140字小説活版カードを作ってきた九ポ堂を訪問しました。目的はふ

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生クリーム絶対主義
|千早茜「こりずに わるい食べもの」第23話

 二年ほど前から、自分の中の生クリームに対する愛情をひっそりと疑っている。  ちょうどマリトッツオが流行りだした頃からだ。説明するまでもないが、マリトッツオとは丸いブリオッシュ生地のパンに生クリームを惜しみなく挟んだもののようだ。  ようだ、と書いたのは食べたことがないからだ。本場イタリアではマリトッツオとはパン部分のことを指し、生クリームが入ったものはマリトッツオ・コン・ラ・パンナというそうだ。  しかし、日本の街中で見かけるマリトッツオはすべてはちきれんばかりに生クリー

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