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村山由佳 猫がいなけりゃ息もできない

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思えば人生の節目にはいつも猫がいた」というムラヤマさんがつづる、小さな命と「ともに生きる」ということ
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村山由佳×姜尚中「猫がいなけりゃ……」──村山由佳『晴れときどき猫背 そして、も…

最愛の三毛猫〈もみじ〉との日々と看取りを綴った『猫がいなけりゃ息もできない』『もみじの言…

村山由佳 猫がいなけりゃ息もできない 第1話「まさかの5匹目」

 4匹で、いっぱいいっぱいのはずだった。まさかここへきて猫がもう1匹増えるとは思わなかった…

村山由佳 猫がいなけりゃ息もできない 第2話「新しい生活の始まりはいつだって」

 我が家は、信州の軽井沢にある。2009年に東京から移住した時点ですでに築17年だった建物は、…

村山由佳 猫がいなけりゃ息もできない 第3話「マイホームより子どもより、優先され…

 ここで、私自身と猫の関わりの話をさせて頂くと──。  生まれてこのかた、猫がそばにいな…

村山由佳 猫がいなけりゃ息もできない 第4話「猫のいない人生なんて、窓の1つもない…

 なんでも、子どもの頃に飼っていた鳩を野良猫に獲られたことがあるという。それがトラウマと…

村山由佳 猫がいなけりゃ息もできない 第5話「生まれて初めて見送る命」

 何しろ、ものごころつく頃には、家に猫がいた。  私にとって最初の1匹は、チーコという名前…

村山由佳 猫がいなけりゃ息もできない 第6話「禁断症状」

 ともあれ、そんなふうにして常に猫と一緒に育ってきた私だから、旦那さん1号(こう呼ぶのも失礼とは思うのだけれど、後に2号も登場することになるのでスミマセン)から、猫との生活を、「俺といる限り、あきらめな」と言われた時は耳を疑ったし、どうして自分がそんな理不尽な仕打ちに耐えなくてはならないのか、まったくもって納得できなかった。  住んでいるところがたまたまペット不可の物件であるとか、そういう理由ならまだわかる。がむしゃらにお金を貯めて、生きものを飼えるところに引っ越せばいいだけ

村山由佳 猫がいなけりゃ息もできない 第7話「世の中には、猫がいると息もできない…

 けれども旦那さん1号は、私が外でどこかの猫を触ることも嫌がるのだった。  どこかの店の駐…

村山由佳 猫がいなけりゃ息もできない 第8話「たとえば一緒に暮らすひとが、筋金入…

 誰にだって苦手なものはある。私にだってある。  ミミズだ。蛇だったら素手でつかめるし、…

村山由佳 猫がいなけりゃ息もできない 第9話「催眠誘導」

 子どもの頃から私は、自分の態度や言葉によって誰かの気分を害してしまうことがこの世の何よ…

村山由佳 猫がいなけりゃ息もできない 第10話「今この瞬間こそが、人生でいちばん若…

 ともあれ、猫の話だ。  作家生活10年目にかなりの無理をして手に入れ、自力で開拓して緑の…

愛猫とのさいごの1年が綴られた心ふるえるエッセイ。村山由佳『猫がいなけりゃ息もで…

この本の内容 「思えば人生の節目にはいつも猫がいた」 小説家と愛猫の最後の一年をつづった、…