HB ホーム社文芸図書WEBサイト

HB[エイチ・ビー]は、集英社グループの出版社・ホーム社の文芸サイトです。2017年1…

HB ホーム社文芸図書WEBサイト

HB[エイチ・ビー]は、集英社グループの出版社・ホーム社の文芸サイトです。2017年11月にウェブサイトを立ち上げ、2020年にnoteへ引っ越しました。小説やエッセイを中心に、毎日をより楽しく過ごすための、さまざまなコンテンツをお届けします。

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    言葉の舟 心に響く140字小説の作り方

    フォロー,ほしお さなえ
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    パフェとデートする。 ~ ひとりパフェ活のすすめ ~

    斧屋
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    80年代音楽ノート

    田家 秀樹

マガジン

  • 早川光「目で味わう二十四節気」

    器・料理・茶の湯に精通した早川光が収集した樂吉左衛門、尾形乾山、北大路魯山人などの歴史的名器に、茶懐石の最高峰「辻留」が旬の料理を盛り込む。 「料理を盛ってこそ完成する食の器」 二十四節気を色鮮やかに映し出した“至高の一皿”が織りなす唯一無二の世界を、写真とともに早川光の文章で読み解くフォトエッセイ! [二十四節気ごとに更新]

  • 連載 ほしおさなえ【10年かけて本づくりについて考えてみた】

    活版印刷や和紙など古い技術を題材にした小説を手掛ける作家・ほしおさなえが、独自の活動として10年間ツイッターに発表し続けてきた140字小説。これをなんとか和紙と活字で本にできないか? 自主制作本刊行に向けての模索をリアルタイムで綴る記録エッセイ。

  • 宇野常寛「ラーメンと瞑想」

    東京には一人で食事のできる場所が多くある。ラーメンやさまざまな外食を楽しみながら、更なる充足に向けて探求する著者の日々を綴った小説的エッセイ。[毎月水曜日更新]design:Kawana  Jun

  • 千早茜「なみまの わるい食べもの」

    一度読んだらクセになる味わい。直木賞作家にして稀代の食いしん坊、千早茜の人気エッセイ「わるたべ」シリーズ最新作。定期連載化にあたってマガジン名を「なみまの わるい食べもの」に改称しました。[第2・4水曜日更新]illustration:北澤平祐

  • 賽助「続々 ところにより、ぼっち。」

    大人気連載、3期目に突入! ゲーム実況グループ・三人称の「鉄塔」こと作家の賽助が、ぼっちな日々を綴ります。

記事一覧

#7 CHATTY CHATTY と『オッペンハイマー』 宇野常寛「ラーメンと瞑想」

※このエッセイは、小説的な内容を含みます。登場する人物と団体は、基本的に架空のもので実在のものとは関係ありません。ただし、取り上げているお店はどこもとても、とて…

第17回 サンタクロースを殺して 佐藤友哉「妻を殺したくなった夜に」

北国の地方都市を舞台に、少女連続殺人事件をめぐる中学生男女の冒険を描く、佐藤友哉による青春ミステリー。 [毎月火曜日更新 はじめから読む] illustration Takahash…

#11 ゴミ処理場に行ってみた 蟹めんま「出戻りて、奈良。~中年娘のシカ県民やり直し日記~」

奈良はゴミ捨てまでおもしろい⁉ 修学旅行では行けないディープな奈良をお届けする、連載コミックエッセイ。 [毎月第2・第4金曜更新 はじめから読む] <前の話へ  連…

第10回 アトム、ハレンチ、ゴルゴ、ワル……男性キャラの「眉」の変遷と、献血ポスター炎上について 姫野カオルコ「顔を見る」

幼い頃から人の顔色を窺うと同時に、「顔」そのものをじーっと見続けてきた作家・姫野カオルコ。愛する昭和の映画を題材に、顔に関する恐るべき観察眼を発揮し、ユーモアあ…

眠る人 千早茜「なみまの わるい食べもの」#12

[第2・4水曜日更新 はじめから読む] illustration:北澤平祐  七、八年ほど前のことだ。眠る人を見た。  家の寝室でも、通勤電車でも、公園の日当たりの良いベンチで…

第4回 推し方 賽助「続々 ところにより、ぼっち。」

大人気連載、3期目に突入! ゲーム実況グループ・三人称の「鉄塔」こと作家の賽助が、ぼっちな日々を綴ります。 ※全24回予定。第2回以降、最新話のみ1週間無料配信。 […

1,000
#7 CHATTY CHATTY と『オッペンハイマー』 宇野常寛「ラーメンと瞑想」

#7 CHATTY CHATTY と『オッペンハイマー』 宇野常寛「ラーメンと瞑想」

※このエッセイは、小説的な内容を含みます。登場する人物と団体は、基本的に架空のもので実在のものとは関係ありません。ただし、取り上げているお店はどこもとても、とてもおいしいのでオススメです。
[毎月水曜日更新 はじめから読む]

design:Kawana Jun

1.赤狩りとアカデミー賞  少し前の話になるがTと映画『オッペンハイマー』を観に行ってきた。
 水曜日の朝の九時からの回のチケットを

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第17回 サンタクロースを殺して 佐藤友哉「妻を殺したくなった夜に」

第17回 サンタクロースを殺して 佐藤友哉「妻を殺したくなった夜に」

北国の地方都市を舞台に、少女連続殺人事件をめぐる中学生男女の冒険を描く、佐藤友哉による青春ミステリー。
[毎月火曜日更新 はじめから読む]

illustration Takahashi Koya



 2人は童話に出てくる迷子の兄妹のように、林の中にいた。
 住宅街を抜け、鶏荷川の脇に広がる林に入ったとたん、2人は方向感覚をうしなう。そこには町の明かりも星の光もなかった。
 あるのは闇だけ。

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#11 ゴミ処理場に行ってみた 蟹めんま「出戻りて、奈良。~中年娘のシカ県民やり直し日記~」

#11 ゴミ処理場に行ってみた 蟹めんま「出戻りて、奈良。~中年娘のシカ県民やり直し日記~」

奈良はゴミ捨てまでおもしろい⁉ 修学旅行では行けないディープな奈良をお届けする、連載コミックエッセイ。
[毎月第2・第4金曜更新 はじめから読む]

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連載【出戻りて、奈良。~中年娘のシカ県民やり直し日記~】
毎月第2・第4金曜更新

蟹めんま(かに・めんま)
漫画家・イラストレーター。大阪芸術大学卒。奈良県出身・在住。小学生の頃ヴィジュアル系バンドに目覚

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第10回 アトム、ハレンチ、ゴルゴ、ワル……男性キャラの「眉」の変遷と、献血ポスター炎上について 姫野カオルコ「顔を見る」

第10回 アトム、ハレンチ、ゴルゴ、ワル……男性キャラの「眉」の変遷と、献血ポスター炎上について 姫野カオルコ「顔を見る」

幼い頃から人の顔色を窺うと同時に、「顔」そのものをじーっと見続けてきた作家・姫野カオルコ。愛する昭和の映画を題材に、顔に関する恐るべき観察眼を発揮し、ユーモアあふれる独自理論を展開する。顔は世につれ、世は顔につれ……。『顔面放談』(集英社)につづく「顔×映画」エッセイを、マニアック&深掘り度を増して綴る!
[毎月第4金曜日更新 はじめから見る]

 令和の『鬼滅の刃』は、とくに目立たない。
 平成

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眠る人 千早茜「なみまの わるい食べもの」#12

眠る人 千早茜「なみまの わるい食べもの」#12

[第2・4水曜日更新 はじめから読む]
illustration:北澤平祐

 七、八年ほど前のことだ。眠る人を見た。
 家の寝室でも、通勤電車でも、公園の日当たりの良いベンチでもない。その人と私の間には、焼かれた分厚い肉があった。もう焼きたてではなかったが、カットされた断面はまだうっすらと赤く、皿では肉汁と脂が光っていた。

 当時、流行っていた熟成肉の専門店だった。それも、わりと高級めの。壁の

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第4回 推し方 賽助「続々 ところにより、ぼっち。」

第4回 推し方 賽助「続々 ところにより、ぼっち。」

大人気連載、3期目に突入!
ゲーム実況グループ・三人称の「鉄塔」こと作家の賽助が、ぼっちな日々を綴ります。
※全24回予定。第2回以降、最新話のみ1週間無料配信。

[毎月第4火曜日更新]
illustration 山本さほ

 この連載の2回目にも少し記したのですが、僕は『Girls²』という8人組のガールズパフォーマンスグループを推しています。
 少し前までは気恥ずかしさもあり「推し」という言

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