HB ホーム社文芸図書WEBサイト

HB[エイチ・ビー]は、集英社グループの出版社・ホーム社の文芸サイトです。2017年11月にウェブサイトを立ち上げ、2020年にnoteへ引っ越しました。小説やエッセイを中心に、毎日をより楽しく過ごすための、さまざまなコンテンツをお届けします。

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  • 商品画像

    どうかしてました

    豊崎 由美
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    ユニコーンレターストーリー

    北澤 平祐
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    なぜスナフキンは旅をし、ミイは他人を気にせず、ムーミン一家は水辺を好むのか

    横道 誠
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    言葉の舟 心に響く140字小説の作り方

    フォロー,ほしお さなえ

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  • 木原音瀬「惑星」

    「ジブンは宇宙人」だと信じ、ひとり生きる男・ムラ。星からの迎えを待ちながら、その日その日をドヤ街で暮らしている。ムラはそんな生活を受け入れ、彼なりに平穏な日々を送っていたのだが……。木原音瀬が描く、ある人生の光と闇の物語。[毎月金曜日更新]illustration Waka Hirako

  • 宇野常寛「ラーメンと瞑想」

    東京には一人で食事のできる場所が多くある。ラーメンやさまざまな外食を楽しみながら、更なる充足に向けて探求する著者の日々を綴った小説的エッセイ。[毎月水曜日更新]design:Kawana  Jun

  • 賽助「続々 ところにより、ぼっち。」

    大人気連載、3期目に突入! ゲーム実況グループ・三人称の「鉄塔」こと作家の賽助が、ぼっちな日々を綴ります。

  • 蟹めんま「出戻りて、奈良。~中年娘のシカ県民やり直し日記~」

    修学旅行では行けない奈良、あります――。16年ぶりに地元で暮らすことになったアラフォー漫画家が、ゆかいな奈良の素顔をお届け! 連載コミックエッセイ。 [毎月第2・第4金曜更新]

  • 早川光「目で味わう二十四節気」

    器・料理・茶の湯に精通した早川光が収集した樂吉左衛門、尾形乾山、北大路魯山人などの歴史的名器に、茶懐石の最高峰「辻留」が旬の料理を盛り込む。 「料理を盛ってこそ完成する食の器」 二十四節気を色鮮やかに映し出した“至高の一皿”が織りなす唯一無二の世界を、写真とともに早川光の文章で読み解くフォトエッセイ! [二十四節気ごとに更新]

記事一覧

ちゃんへん.著『ぼくは挑戦人』8月26日(水)発売 世界で活躍するジャグリングパフォーマーのアイデンティティをめぐる旅 

女工と白米|湯澤規子「食べる歴史地理学」第2話

日常と非日常|千早茜「しつこく わるい食べもの」第24話

食べにくいという楽しさ|斧屋「パフェが一番エラい。」第13話

お飾りじゃないのよいちごは |斧屋「パフェが一番エラい。」第10話

パフェが一番エロい。|千早茜「しつこく わるい食べもの」第16話

ちゃんへん.著『ぼくは挑戦人』8月26日(水)発売 世界で活躍するジャグリングパフォーマーのアイデンティティをめぐる旅 

この本についてジャグリングって御存じですか? 道具を空中に投げ、自在にキャッチして操るなどの、手に汗握るパフォーマンスです。従来サーカスや大道芸などで親しまれてきましたが、近年は技術が高度化し、より新しいエンターテインメントとして進化。愛好者も多く、世界中で競技大会が開かれています。 1985年、京都府宇治市生まれのちゃんへん.さんは、世界で活躍するジャグリングのプロパフォーマー。中学生のときに米国のパフォーマンスコンテストで優勝したのを皮切りに、数々の大会を制覇。その後ビ

女工と白米|湯澤規子「食べる歴史地理学」第2話

 前回のアメリカ・ボストンから、今回の舞台は100年前の日本へ。愛知県の織物工場でのフィールドワークと経営史料から、女工(じょこう)たちの食と暮らしを見ていきます。『女工哀史』や『あゝ野麦峠』に象徴される「女工=悲惨、可哀そう」のイメージ、果たしてその実態は? 彼女たちは毎日、どんなご飯を食べていたのでしょうか? ※前回の話を読む:第1話「ボストンのドーナッツ」 日本の女工は「貧しい」「悲惨」? 「先入観にとらわれて」見えない。  それを取り去ってみると見えてくるものがあ

日常と非日常|千早茜「しつこく わるい食べもの」第24話

※更新は終了しました。千早茜『しつこく わるい食べもの』2021年2月26日発売  お気に入りの居酒屋が開店した。関西の緊急事態宣言が解除された日だった。  近くを通りかかるたび「当分の間、休業します」の貼り紙を見ては、早くここのカウンターに座りたいな、と思っていたので、すぐに行った。  懐かしい暖簾をくぐる。「いらっしゃいませ」の声。花瓶には花水木といった季節の花がしゃんと美しく生けられ、カウンターには太いアスパラガスや青々としたそら豆が盛られ、ショーケースには

食べにくいという楽しさ|斧屋「パフェが一番エラい。」第13話

本連載が書籍化します。『パフェが一番エラい。』2021年8月26日発売  パフェの仕事で打ち合わせをする時は、できるだけパフェの食べられる場所を提案している。パフェを食べながらの方がパフェの話はしやすいし、経費でパフェが食べられるのはありがたい。  まだ多くの人類は、何かのきっかけがないとパフェを食べない。打ち合わせの相手(仮にA氏としよう)も、これを機会にとパフェを頼んで、実に何年ぶりというパフェとのご対面になる。  かたや1日1本のペースで食べる私と、かたやいつ食べて以

お飾りじゃないのよいちごは |斧屋「パフェが一番エラい。」第10話

本連載が書籍化しました。 斧屋『パフェが一番エラい。』2021年8月26日発売  冬から春にかけては、旬を迎える果物が少なく、フルーツパフェの種類が限られてくる。実質、いちごの天下となる。柑橘(かんきつ)系にも頑張っていただきたいのだが、数としては圧倒的にいちごパフェが支配する世界となり、私のテンションは下がりぎみである。  誤解してほしくないのだが、私はいちごそのものが嫌いなわけではない。ただ、いちごパフェとなると、手放しで受け入れてはいけないという警戒心がどうしても働

パフェが一番エロい。|千早茜「しつこく わるい食べもの」第16話

※本連載が書籍化します。千早茜『しつこく わるい食べもの』2021年2月26日発売  去年はすっかりパフェにかまけていた。  まるで恋だった。今もパフェへの愛は続いているが、それこそ恋愛のように、出会いと蜜月を経て、現在はちょっと関係性に落ち着きと安定が生まれている感じである。もちろん別れる気は毛頭ない。  恋に落ちた瞬間は覚えている。というか、記録している。私淑しているパフェ評論家の斧屋氏と初めてパフェをご一緒させてもらったときだ。あの日以来、私は彼のことをパフェ先生と