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住野よるさん共感! 渡辺優『並行宇宙でしか生きられないわたしたちのたのしい暮らし』12月16日(水)発売

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この本について

共感かドン引きか。あなたはどっち? 「ドヤ感を包み隠さないのって、すごい能力だなって思うんです」──住野よるさん

本サイト人気連載「パラレル・ユニバース」が加筆修正され、『並行宇宙(パラレル・ユニバース)でしか生きられないわたしたちのたのしい暮らし』として書籍になりました。12月16日(水)発売です。

運転できない、左右がわからない、「普通」がわからない……何かと生きづらい日常を、著者は奇想天外な発想(妄想!?)でひとり飛び越えていく。自虐とユーモアが炸裂し、冴えない日々がワンダーランドに見えてくるエッセイ全25篇。

『ラメルノエリキサ』で小説すばる新人賞を受賞した渡辺優さんは、『君の膵臓をたべたい』の大人気作家・住野よる氏がイチオシかつライバル視するほどの才能の持ち主。巻末には住野よる氏との特別対談も収録。ぶっとんだ感性による初エッセイ集をお楽しみください。

本書より

連載のテーマは、「身近にある異世界」でした。自分の常識が他人にとっては常識でなく、他人の常識は自分にとってまったく未知のものだったりするという、身近なひとの中にとんでもない異世界が広がっていたりするよねという感覚を書いていこうと思ったのでした。 

ひとは皆自分の五感をもってしか世界を認識できず、その五感が各々絶妙に異なっているわけですから、これはもう皆違う世界に生きているのと同じことかと思います。皆がそれぞれの宇宙の中で生きていて、他人の宇宙は並行宇宙です。私の宇宙にはこんな特色があります、と紹介するような気持ちで書きました。

(中略)連載を読んでくれた身近なひとからは、「なにを言っているのかぜんぜんわからなかった」と感想をもらうことが多かったです。仕方ないです、並行宇宙の話なので。「こんなことあり得ない、おまえの宇宙は変だ」と言われ、あわや宇宙戦争かということも何度かありました。しかしその「変だ」と言われた話が、別の友人からは「めっちゃわかる」と共感を得られたりして、これはさすがに自分だけだと思っていたのにと驚くことも結構ありました。
(本書「最後に それぞれの宇宙の匂い」より一部抜粋)

人気イラストレーター・内山ユニコさんによるファンタジックなイラストが、カバーとカラー口絵、本文を彩ります。

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目次(一部試し読み)

「運転」「左右」「注射」「不安」「仮想現実」「体力」「薬膳」「恐怖」「料理」「顔」「暗闇」「ロボ」「食べ物」「血管」「夢」「コルセン」「空」「クワガタ」「猫」「ワッフル」「ピアノ」「絶叫マシン」「救急車」「番外編 俳句甲子園観戦記/松山旅行記」「最後に それぞれの宇宙の匂い」「特別対談 住野よる×渡辺優【それぞれの不思議な宇宙とやっかいな自意識】」

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渡辺優著『並行宇宙(パラレル・ユニバース)でしか生きられないわたしたちのたのしい暮らし』
2020年12月16日(水)発売
体裁:四六判ソフトカバー/164P(カラー口絵4P+本文160P)
定価:1,650円(税込)
発行:ホーム社/発売:集英社
ISBN:978-4-8342-5342-9
装画・挿絵:内山ユニコ
装丁:佐藤亜沙美(サトウサンカイ)
[電子書籍版は1月配信開始予定]

著者プロフィール

渡辺優(わたなべ・ゆう)
作家。1987年宮城県生まれ。宮城学院女子大学卒業。2015年『ラメルノエリキサ』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。著書に『自由なサメと人間たちの夢』『アイドル 地下にうごめく星』『悪い姉』などがある。
Twitter:@watanabe_yu_wat

刊行記念対談:賽助さん×渡辺優さん

第1回「ゲームの話が自己紹介を兼ねる」

第2回「ぼっちマウントの2パターン」

第3回「飲み会とパーティーでの「ぼっちあるある」」

第4回「占いとプロレス、そして猫」

第5回「人生のトライアンドエラー問題」

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