第9話 印刷と製本 後編|ほしおさなえ「10年かけて本づくりについて考えてみた」
活版印刷や和紙など古い技術を題材にした小説を手掛ける作家・ほしおさなえが、独自の活動として10年間ツイッターに発表し続けてきた140字小説。これをなんとか和紙と活字で本にできないか? 自主制作本刊行に向けての模索をリアルタイムで綴る記録エッセイ。
illustration/design 酒井草平(九ポ堂)
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3 いざ打ち合わせへ!
ここまで決まったところで、印刷を担当する緑青社の多田さん、製本を担当する美篶堂の上島さんとの打ち合わせをおこなうことになりました。今回決めるのは次の3点です。
① 本の綴じ方
② 本文に使用する用紙
③ 表紙に使用する用紙
打ち合わせの場所は、初回の顔合わせのときと同じく、ホーム社の会議室です。神保町の駅から靖国通り沿いにならぶ古書店を見ながら、ホーム社のはいっているビルに向かいます。
古書店の店頭には、函入りの全集や、大正や昭和初期刊行と思われる児童向け絵本、そして画集に雑誌と魅惑的な本が陳列されていて、ついふらふらと店にはいってしまいそうになります。
しかし、この古い本や雑誌だけが持っている熱量はなんなのか!
棚からあふれ出し、床に積み上がる本たちの、この密度はなんなのか!
古書店にひとたびはいれば、時間を忘れて出られなくなってしまいます。打ち合わせの開始時間が迫っているため、ここは我慢。足早に通り過ぎます。
ホーム社がはいっているビルのエレベーターにのり、わたしが会議室に着いたときには、すでに上島さんも多田さんも到着していて、Kさんとなにやら盛りあがっているところでした。
聞くと、多田さんは荒川区町屋にあるつるぎ堂から神保町まで自転車でやってきたとのこと。以前、飯田橋の印刷博物館で待ち合わせしたときも自転車でやってきて「いや、けっこう近いですよ」と涼しい顔でおっしゃっていたのを思い出しましたが、……考えたら全然近くないですよね(笑)。
緑青社については連載第3話でも説明しましたが、多田陽平さん(つるぎ堂)と岡城直子さん(knoten)のふたりが立ち上げたユニットです。
多田さんの実家はもともと80年続いている活版印刷所。「つるぎ堂」の屋号で実家の印刷機を使って紙雑貨を制作されています。今回印刷に使用するのも、そのつるぎ堂の印刷機。一方、岡城さんの方は現在は山梨県で活動されています。
ということで、印刷の依頼先はユニットである「緑青社」なのですが、多田さんがふだん仕事をしている場所は「つるぎ堂」ということになります(ややこしい……)。
4 本文用紙と綴じ方について
さて、打ち合わせにはいる前に、まずは本文用紙の試し刷りの確認です。
丸重製紙企業組合には、印刷適性があるとされる紙を選んでもらっていますが、緑青社にとってもはじめて扱う紙なので、試し刷りで問題が出なかったかを確認したいと思っていました。
本文の印刷ということを考え、できるだけ表面が平滑で、表と裏の質感が近い2種類の紙(うち一種類は白色と生成り色があるため、合計3種類)を選びましたが、それでも表裏の質感に若干違いはあります。印刷する際、それが障りにならないかの確認です。
ほしお 試し刷りしてみていかがでしたか? 紙の表と裏でだいぶ質感が違うかな、と思ったのですが。
つるぎ堂 そうですね、それはあまり気になりませんでした。今回選んでもらった紙だと、そこまで裏表に違いがありませんでしたし、両面同じ条件で刷ってみましたが、あまり変わりませんでしたね。
ほしお なるほど。ただ、先日九ポ堂に行ったときに酒井さんに相談したことなのですが、けっこう裏の文字が透けるのではないか、と。
つるぎ堂 ああ、それはそうですね、やっぱり和紙ですから。
ほしお それで、ふたつの方法を考えたんです。本の左ページにだけ文字が来るようにして、裏面は印刷なしにする方法と、紙を袋にする方法です。
つるぎ堂 ああ、なるほど。ということは和綴じにするということですか?
ほしお いえ、和綴じはちょっとちがう気がしていて……(『うさぎがきいたおと』を取り出す)。
美篶堂 あ、これはわたしの……!
ほしお そうなんです! 素敵な本ですよね。色もとてもきれいですし、文章にも透明感があって。この本は、紙を袋にして綴じてるんですよね?
美篶堂 いえ、これは袋じゃないんです。
ほしお えっ。
美篶堂 これは、見開きで一枚の絵になっているので、真ん中に綴じ目がくるのが嫌だったので、見開きで一枚の紙になっているんですよ。
上島さんの説明によると、つまりこういうことでした。
そういえば、わたしもむかしこれと同じ方法で、手描きの絵本を製本したことがあったのを思い出しました。印刷面を内側にして折るか、外側にして折るかの違いはありますが、この方法でも、袋にする方法でも、片面印刷であることには変わりはありません。
ほしお この綴じ方もいいですね。よく開きますし。でも、今回のようにページ数が多い場合はむずかしいでしょうか?
美篶堂 いえ、この綴じ方でも、袋にするのでも、どちらでもうちでできると思いますよ。やってみないとわからないところもありますが。
つるぎ堂 ということは、面付けもページをただ順番に並べていけば良いわけですよね。表裏で8面付けるときみたいに、上半分と下半分で天地の向きを変えたり、特殊な並べ方にしたり、ということはしなくて良い、ってことですよね?
美篶堂 そうですそうです、それは必要ありません。
8面で付ける場合は、印刷後折りたたんで束ねるので、紙の上半分と下半分で天地を逆にしなければなりませんし、1ページの隣は8ページ、2ページの隣は7ページと並べ方も複雑で、面付けにはかなり手間がかかりそうです。
つるぎ堂 8面付けの場合、並べ方をまちがえるとその分は刷り直しになってしまいますから、紙代も余分にかかります。それに、両面印刷だと片面を乾燥させてから刷らないといけないですからね。
インキが完全に乾くまでには少し日数もかかるので、片面印刷であれば両面刷るよりは作業日程も短縮できるんじゃないかと思います。
美篶堂 失敗が増えると、多田さんの作業が増えてしまいますから。とにかく今回は多田さんの作業がいちばん量が多くてたいへんですから、少しでも負担を軽くしたいところです。
上島さんの言葉に思わずはっとししました。
ページものの面付けは複雑で、向きや順番をまちがえないようにするのは実はたいへんなことです。しかも、ある版を刷ったあと次の版を刷るときは、最初の版を外して次の版を一からセットするわけです。ページの確認は印刷の都度おこなうしかなく、あとで間違いに気づいたらすべて刷り直すしかありません。
つるぎ堂での作業はいつも多田さんひとりでおこなっているため、確認も多田さんひとりということになり、かなりのプレッシャーのはずです。
さすがは経験豊富な上島さん……。作業のたいへんさを理解したうえでの目配りです。たしかにここはできるかぎり多田さんの負担を軽くする必要があります。
つるぎ堂 面付けのこともありますが、和紙なので印刷自体も給紙はすべて手差しにしますから。
ほしお (全部手差し……!)
つるぎ堂にある大型印刷機は円圧印刷機です。版は平らで、円筒形で回転する胴の下に紙を入れ、版の上を通すことで印圧をかけます。
給紙機もあるようですが、複数枚重ねて送ってしまったり、曲がってしまったりとうまくいかないことも考えられるため、回転する胴の下に一枚ずつ手で紙を差し入れる、ということです。
いまのところ、印刷は紙一枚に4面付けた状態でおこなうことになっています。120ページの本ですから、紙としては30枚。30種類の版で冊数分(数百枚)刷るわけですから、数万枚。それを全部手差しで給紙……。
両面に刷るということはそれだけ刷りまちがいのリスクがあがります。ヤレ(試し刷りや印刷に失敗して使えなくなった紙)の分を考えて最初に刷る面を多めに印刷して、それを完全に乾燥させてから裏面を刷ることになります。ここは面付けの意味でも、印刷の工程を減らすという意味でも、片面印刷の方が良さそうです。
ほしお そうですね、やはり片面印刷にしましょう。多田さんが途中で倒れちゃったら大変ですし……。
つるぎ堂 まあ、倒れちゃったら、(この企画は)そこまで、ってことで……(笑)。
いやいや、予約販売する予定ですし、頓挫するわけにもいきません。
ということで、袋にする方法と、小口を貼り合わせる方法のどちらが良いのかはあとで決めるとして、片面印刷にすることが決まりました。
次は本文用紙をどれにするか。候補はNo.020(白色のみ)、No.095(白色と生成り)の3種類に絞られています。No.20は均質ですが、No.95には少し長い繊維(レーヨンだそうです)が混ざっていて、角度によって少し光ります。
紙を選んだ当初は平滑で均質で真っ白い紙をイメージしていたので、いちばん平滑で白いNo.20が良いかな、と思っていました。
しかし、実際に文字が印刷されると、真っ白い紙は少しちがうように見えます。
ほしお なんか、真っ白い紙は……少しちがうような気がしますねえ……。
美篶堂 まあ、生成りの方が目にはやさしいですよね。
ほしお 真っ白な紙だとちょっと高尚すぎるといいますか、近寄りがたい感じがして……。わたしの作品はもうちょっともっさりした感じかもしれないなあ、と。
美篶堂 そこはもう作家であるほしおさんが決めるところですから……(笑)。最初のイメージを大切にした方が良いようにも思いますけど。
たった3種類しかないのに、どれにするかなかなか決められず、しばし悩みましたが、結局、いま感じていることを信じて、No.95の生成りにしようと決めました。
5 紙の取り方について
次に問題となったのは紙の取り方です。紙は大きなサイズで作られます。洋紙の場合には四六判、菊判などの大きさの規格があり、それを断裁して使います。そして、本にする際にはもうひとつ、紙目が重要になります。
紙目とは紙に含まれる繊維の向きのことです。機械で紙を抄く場合、繊維が機械のなかを流れていくとき、繊維はこの流れの方向にそろいます。この流れの方向が紙目です。
ちなみに、手漉き和紙では紙目がないものが多いようです。流し漉きでは、一方向ではなく人の手で簀桁を前後左右に揺らすため、目ができないのです。溜め漉きは揺らさないので、こちらも紙目はできません。
しかし今回本文で使うのは機械抄きなので、紙目ができます。この紙目は、印刷にも製本にも影響を与えます。
紙目は、繊維の並ぶ方向から、縦目、横目と呼ばれます。繊維が全紙(断裁されていない状態の標準寸法の印刷用紙)の長辺に平行な並びの紙は縦目(T目)、全紙の長辺に垂直な並びの紙は横目(Y目)と言います。
紙を折るとき、折りやすい方向と折りにくい方向がありますよね。紙は、目と平行なら折りやすいですが、紙目と直角には折りにくいのです。繊維が反発し、折り目が裂けてしまったり、シワができやすくなったりします。印刷機を通す際も、紙目と平行には通しやすいですが、直角だと通しにくくなるようです。
そうしたこともあって、本や雑誌では上下方向(天地方向)に目が向いている用紙を使用します。加工のしやすさ、加湿によって本が反ることを防げるということもありますが、出来上がった際、紙目が上下方向になっていた方がページをめくりやすいということもあります。
本にする際は紙を使う方向があらかじめ決まってしまうので、その条件のもとで一枚の全紙から何ページ分が取れるのかを考えていかなければなりません。
つるぎ堂 そもそもこの紙って、全紙だとどのくらいの大きさなんでしょうかね?
美篶堂 そうですね、見積もりを取り寄せたときにはこの紙しかなかったような……。
前回見積もりをお願いしたときについてきた紙には「Y目 544×394mmの場合」「T目 544×394mmの場合」とした断裁図しかなく、全紙のサイズは書かれていません。
つるぎ堂 うーん、これは最初に本のサイズを四六判として考えていたときの断裁図なんじゃないでしょうか。
ほしお あ、なるほど!
そういえば、最初の見積もりは西島和紙工房の笠井さんが、その後候補を増やして緑青社の岡城さんが取ってくれたのですが、そのときは本のサイズも未定で、とりあえず四六判として見積もっていただいていたのでした(数ヶ月前のことで記憶がすっかり薄れていました)。
四六判は紙の大きさの規格で、原紙の大きさは1091mm×788mm。書籍にする際は原紙を32等分した188mm×130mmとなり、本ではこのサイズを四六判と呼びます。この見本は四六判の本を作るために断裁された状態のもののようです。
でもその後、本は文庫サイズに決まったため、状況が変わっています。
ほしお (メールに添付された過去の書類を調べつつ)見積もりの紙にも全紙のサイズは書いてないですねえ。
美篶堂 全紙のサイズがわからないと取り方も決まらないので、ここは電話して訊いてみましょう。
そう言って、上島さんはさくっと丸重製紙企業組合に電話(おお、女神……)。
先方もすぐに出て、サイズを聞くことができました。どうやら、939mm×636mm(菊判)で、紙目は横目のようです。
菊判も紙の代表的な規格のひとつで、本の場合は、全紙を16等分した218mm×152mmを菊判と呼びます。
これはA5判より少し大きなサイズです。文庫本は一般に、A5の半分であるA6に近いサイズですから、菊判の全紙なら、さらにその倍のページが取れるはずです。紙目もそれでうまくいきそうでした。
ただ、上島さんによると、製本の際には寸法を整えるための化粧断ちという工程が必要で、そのため全紙を等分に分けるだけでなく、紙と紙の間や、周囲に隙間がなければならない、そしてその隙間が均等でなければならないそうです。つるぎ堂としても、印刷機の「くわえ」の問題で、紙の一辺に一定の余白が必要とのこと。
紙の大きさ、目の方向、紙と紙のあいだの間隔を考えて、以下のような取り方になるかな、という話になりました。
細かく計算したところ、隙間のことを考えると、天地が通常の文庫より少し低くなってしまう可能性もあるようです。ただ、この取り方が紙を取る上でもっとも効率的ですし、印刷の回数も少なくてすみます。
そもそも文庫の縦の長さは出版社やレーベルによってまちまちで、微妙に背が高いもの、低いものがあります。書店に流通させるわけでもないので、若干背が低くても良いのではないか、と思いました。
ただ、隙間は実際に作ってみないとわからないところもあるそうなので、製本や断裁の方法を試すため、美篶堂が丸重製紙企業組合から全紙を購入し、試作品を作ってみることになりました。
6 表紙の紙
さて、次は表紙の用紙です。どんな紙が作れるかは西島和紙工房に行って訊いてみないとわからないところもあるのですが、わたしとしては、落水紙か穴のあいた和紙を試してみたい気持ちがあり、まずこうした紙で印刷と製本ができるのかを訊いてみることにしました。
ほしお 実は、特装版の方はこんな表紙にしてみたい、というアイディアがありまして……。
と言いつつ、美濃で漉いた落水紙を机の上に広げました。
ほしお これは上に型を置いて作った落水紙です。ここでは花の型を使っていますが、長方形の型を置けば、長方形に紙が残ります。その部分に文字を印刷するということはできるでしょうか?
つるぎ堂 それはできますよ。でも、こういう紙を表紙にする、ってことですか?
美篶堂 芯になる厚紙をこれでくるむってことですよね。できないことはないですよ。ただ、下に違う色の紙を敷かないと、この網目の感じが出ないと思いますが。
ほしお いや、これがふわっとした状態であるのが理想なんですが……。それだと別に厚紙で表紙を作って、これをカバーにしてかける感じにするしかないですよね。
美篶堂 そうですね、ソフトカバーだとしても、ある程度の強度と厚みがないと本を束ねることができないので……。
芯になる厚紙を入れる。もともと特装版は上製本の予定でしたし、であれば表紙は芯のはいったハードカバーになります。しかし、想像してみると、どうも自分の本のイメージとは合わないような気がしました。
なぜかはうまく言えないのですが、ちょっと立派すぎる気がしましたし、特定の色を入れるのもむずかしいと感じました。
そして、この前九ポ堂との相談で、ちらっと表紙のことを話したとき、酒井さんが言っていた「この本は文字が主役の本だと思うんですよねえ」という言葉を思い出しました。酒井さんは「活字自体が主役だから、イラストのようなものは入れない方がいいんじゃないかと思う」と言っていました。
はじめは、文字だけの本はお高くとまっている印象もあり、やはりワンポイントでもイラストがあった方がかわいくて良いのではないかな、と思っていました。でも、九ポ堂から帰ったあと、どんなワンポイントにするのか考えても、さっぱり案が浮かびませんでした。
活版カードの5枚セットの表紙には、九ポ堂の小さなイラストがはいっています。でもそれは5枚セットにはテーマがあるからできたことでした。5枚に共通するテーマなりモチーフがあるので、それを形にすればよかったのです。
しかし、今回は120種類のお話があり、テーマも多様です。なにかひとつシンボルを選び出す、ということができません。同じように、色のイメージも定まらないのです。酒井さんの言っていた「文字が主役」という言葉の意味が少しわかってきたような気がしました。
紙は白や生成りだけの方がいいのかもしれない。文字だけで、イラストはなし。インキも黒だけの方がいいのかもしれない。そして、もしかすると求めていた形は上製本じゃないのかも……。そんな気がしました。
ほしお もうひとつ、こちらはどうでしょうか? (丸く空いた穴に繊維が透けているカードを出す)。
美篶堂 ああ、これは最初に西島和紙工房さんと顔合わせしたときに見せていただいたものですね。これも素敵ですよねえ。でも、こちらだと厚すぎるので、これで芯をくるむことはできないと思います。
ほしお いえ、この紙の場合は、これ自体を1枚で表紙にするといいますか……。
美篶堂 じゃあ、特装版もソフトカバーにする、ということですか?
ほしお そう……ですね……。これだと弱すぎるでしょうか?
美篶堂 これだけの厚みがあれば大丈夫だと思います。いいと思いますよ。軽やかな感じがしますし、これで雁だれを作って、折り込んだ端を耳(手漉き和紙の端にある薄くほやほやした部分)付きにすれば、素敵なんじゃないでしょうか。
つるぎ堂 こちらは印刷も岡城さんが手キンで刷りますから、問題ないと思います。
雁だれとは、表紙の小口側を長く取って、内側に折り込んだもので、カバーのような形にしたものです。最初の打ち合わせのときにも出ていたアイディアでした。
この繊維入りの窓があいたカードは、まだ西島和紙工房を知らなかったころ、東京にある和紙の店で偶然出会って強く惹かれて購入したものでした。西島和紙工房で作られているものですから、同じものを作ってもらうことはできるはず!
ということで、表紙は繊維入りの穴あき和紙の方向で考えることになり、上島さんとともに、山梨県身延の西島和紙工房を訪ねることになりました。
連載【10年かけて本づくりについて考えてみた】
毎月第2・4木曜日更新