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第14話 タイトル決定、本作りに向けて 前編|ほしおさなえ「10年かけて本づくりについて考えてみた」

活版印刷や和紙など古い技術を題材にした小説を手掛ける作家・ほしおさなえが、独自の活動として10年間ツイッターに発表し続けてきた140字小説。これをなんとか和紙と活字で本にできないか? 自主制作本刊行に向けての模索をリアルタイムで綴る記録エッセイ。
illustration/design 酒井草平(九ポ堂)

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1 タイトルは「言葉の窓」

 身延から帰ってから、タイトルに向き合う日々が続きました。「窓」という言葉を使うのは決定ですが、「窓」だけではタイトルにならないので、ほかの要素を加えなければなりません。
 自分では最初に思いついた「小さな窓」が気に入っていたのですが、家族や友人に相談すると、「地味じゃない?」という返事が。言われてみれば、140字はとても短い形式ですし、本の見た目としても、文庫サイズの本に開ける窓なので「小さな」はあたりまえすぎるようにも思えます。それで、もう少し別のものを考えることにしました。

  小説を書くときもタイトルはいつも迷います。はじめに内容とタイトルが同時に浮かんできて、それがそのままタイトルになる場合もありますが、こういうパターンはかなり稀です。
「活版印刷三日月堂」のときは、印刷所の名前として仮決めしたものがそのままタイトルになりました(余談ですが、印刷所の名前は昭和期に創業者がつけたものなのでもっと渋い方がいいかと思い、設定上の近くの神社の名前を借りて「鴉山からすやま堂」に変えたい、と提案してみたのですが、担当編集者に「三日月堂の方がエモいですから!」と押し切られた経緯も。出版後の反響を見て、編集者にしたがってよかった、と思いました……)。
 でも、それ以外はたいてい本文ができあがってから、編集者とふたりでうなりながら考えることになります。ああでもない、こうでもない、と案出しを重ね、なにがいいのかわからなくなり、最後にぽんっといい案が思いつくなどというドラマチックなこともあまりなく、結局一周回って最初の方で出た案に落ち着いたこともありました。

  そんなわけで、タイトルというのはほんとにむずかしいな、と思うのです。
 今回も、「窓」までは決まったものの、そこから先はなかなか進みませんでした。全部で120編はいった作品集ですから、いろいろなテーマのものが混在しています。それで、全体を象徴するようなものにしたいと考えました。
「小さな窓」と同時に思いついた「旅する窓」は、旅をする内容のおはなしだけではないので、ちょっとちがう気がしました。
「窓からの風景」ならどの作品にも当てはまるかもしれませんが、ひねりがなさすぎるような。そのほか「窓の物語」、「窓辺の時間」なども思いつきましたが、どれも雰囲気は良いけれど、なにか言い足りていない気もしました。
 大事な要素が抜けているのではないか。「窓」だけではこの本の中心にあるものがよくわかりません。「140字小説集」というサブタイトルをつけるとしても、タイトルにも140字小説を匂わせる要素が必要なのではないか、と考えました。
 Twitterを生かして「さえずりの窓」? それとも「おはなしの窓」?
 とはいえ、この作品集には、Twitterのようにいろいろな鳥が思い思いにさえずるのと似たにぎやかさはありません。そして、活版カードの5枚セットには「星と宇宙のおはなし」がありますが、今回の本には「おはなし」という文字は少しやわらかすぎる気がしました。
 では、文字の窓? いや、文字じゃなくて、言葉の方がいいかも……。

 言葉の窓!

  思いついたとたん、この本にぴったりな気がしました。140字の小説という形式に触れているわけではないですが、内容をそのままあらわしている気もしますし、思えばTwitterの投稿も小さな言葉の窓が並んでいるようにも見える気がします。
 むかしから、言葉に「葉」という文字がはいっているのがいいなあ、と思っていましたし、「葉」という文字そのものも「窓」と同じようにうつくしいと感じていました。
 もうこれ以外にないなあ、という気持ちで、タイトルは「言葉の窓」、サブタイトルとして「140字小説集」と添えることに決め、まずはデザインを担当する九ポ堂に伝えしました。

 九ポ堂の酒井草平さんも「『言葉の窓』、きれいだし、いいんじゃないですか」と言ってくれて、ほっと一息。サブタイトルは、縦書きにすることを考えて「一四〇字小説集」と漢字表記にすることにしました。
 また身延での打ち合わせで美篶堂みすずどうの上島明子さんから提案された、特装版と通常版を同一デザインにするという案も酒井さんに伝えました。
 窓がある同一デザインで、特装版は穴のあいた手漉てすき和紙を使い、通常版は同じ位置に窓の形を印刷で表現する。この形で、穴の形や位置、文字の配置などを決めていただくよう、酒井さんにお願いしました。

 

 

2 校正と印刷

 そうこうしているうちに、大栄活字社から活字の準備ができたという連絡がはいりました。先日お願いした新規の活字です。
 今回は50編以上のおはなしがありましたし、あの後ご主人も目の手術があるとおっしゃっていたので、もっと時間がかかると思っていましたが、訪問から1ヶ月くらいしか経っていません。思っていたよりも早い! と驚きながら、用意できた活字はつるぎ堂に送ってもらうよう伝えました。
 しかし、そこで気になったのが、校正と印刷です。
 今回、活字を組んだあとの修正を避けるため、活字を発注する前に原稿を完全な状態にする、という方法を取りました。しかし、活字を拾う際にまちがいがあった場合、それをどうやって確認すればいいのでしょうか。
 そこで、つるぎ堂の多田陽平さんに活字の確認方法について相談するため、電話しました。

 ほしお 大栄さんから活字が届いていると思うのですが、どういう状態になってますか?
 多田さん 1話ごとに結束されて、プチプチにくるまれている状態ですね。
 ほしお 文字は原稿通りに並んでいるんでしょうか?
 多田さん ……だと思います。字詰めと行数は印刷するときと違いますが、文字は順番に並んだ状態になっているかと。

  酒井さんからも聞いていましたが、大栄活字社では原稿通りに活字を拾い、その順番のまま梱包してくれているようです。
 印刷する際に、それを28字×5行に組み替えます。そして、字間は活字をそのままベタ組みで良いですが、行間は少し隙間を開けなければなりません。それで、行と行の間に、インテルと呼ばれる細長い込めものを挟むのです。

 ほしお 今回、原稿は完全な状態にしてから活字を発注したのですが、それでも拾いまちがいというのはありますよね。
 多田さん それはあると思います。
 ほしお それから、おはなしにはひとつずつ番号がついているんですが、組み付けたときに番号とおはなしの組み合わせをまちがえたり、順番をまちがえたり、ということが起こる可能性もありますよね。
 多田さん それもないとは言えないですね。
 ほしお だから印刷する前に組んだ状態でまちがいがないかをチェックしなければならないと思うんです。印刷が始まる前に、InDesignで「この順番でこう並べる」という見本を作ってプリントアウトして、そちらと照合していくというのはどうでしょうか。
 多田さん ああ、たしかに。それがあると助かりますね。
 ほしお それがあったとしても、すべてのチェックを多田さんひとりで、となると、危険ですし、多田さんの負担もかなり大きくなってしまいますよね。だから、いったん試し刷りをしていただいて、こちらでも確認してから本刷りに、という形にした方が良いかと思うんですが……。

  以前も説明した通り、通常の印刷では、一度すべての原稿について、校正刷りという仮の印刷をおこない、印刷された紙で校正者、編集者、著者がチェックする、という工程を取ります。そこでいわゆる「誤植」をチェックするわけです。
 DTPになったいまは、著者が書いた原稿データを流し込んでそのまま組み付けることになるので、著者の誤字脱字だけをチェックすればいいわけですが、活版印刷の場合は、活字を拾う段階でまちがえることもありますし、文字が転倒した状態で組み付けられてしまうことや面付けのまちがいということもあるのです。
 そのため、事前にそれをチェックする必要があります。
 つるぎ堂の仕事は多田さんがひとりでおこなっています。組んだら、そのまま本刷りへ、という工程だと、文字のまちがいから、転倒の有無、おはなし番号とおはなしの照合、おはなしの並び順などのすべてのチェックを、多田さんがひとりでするしかありません。まちがいを見落とす可能性も高く、負担も大きいと考えました。

  多田さん なるほど。たしかにその方が安心ではあります。ただ、今回、1枚の紙に8話ずつ組み付けて印刷していくわけですよね。うちの場合、組み付けたものをそのままの形で保管しておくことはできないので、組んだら刷って、刷ったらその8話を外して次の8話を組み付けて、という形で進めていくしかないんです。
 ほしお ……! 

  すべての台(台とは印刷機に一度に組み付けられる版面の単位のこと。この場合は8話を組み付けた状態)を校正刷りして、本刷りにはいるという流れだと、いったん組み付けたものをそのままの状態で保管しておく必要があります。
 しかし、そのためには、印刷機に組み付けた版を崩さないように外し、そのまま保管しなければなりません。込めものもたくさんはいった大きな版ですから、取り外すのは不可能で、さらに一冊分の版を安定して保管しておける場所はなさそうです。
 つまり、組んで試し刷りをしたらすぐに本刷り、刷り終わったらそれを外して次の台に組み替える、という形で作業を進めていくしかないということです。

  ほしお つまり、一度すべての台の校正刷りをして、チェックしてから本刷りに、ということはできない、ということでしょうか?
 多田さん そうなりますね。あたらしい活字ですから、文字の欠けなどはほぼないでしょうけど、文字が倒れていたり、ひっくり返ったりしていることはありますから、それも刷る前にチェックしないといけないですね。
 ほしお そしたら、こうするのはどうでしょう。多田さんが印刷をおこなう日は、わたしの方も一日パソコンの前に待機していて、組み上がったところで一枚試し刷りをして、それを写真で送ってもらう。わたしもいっしょにチェックして、まちがいがなければ本刷りにはいるんです。

  苦肉の策ではありますが、複数の人でチェックするためには、その形しかなさそうです。

  多田さん ただ、まだ一台組んで刷る時間が読めないので、全体でどれくらいの日数がかかるかわからないんです。急な用事がはいることもありますし、予定を立ててもその通りのスケジュールで進められるかわからないですし……。
 ほしお いえ、でもわたしは基本ほとんど家で執筆作業をしてますから大丈夫です。取材や打ち合わせで出かけることはありますが、それは週に1日か2日で、それ以外の日はほとんど朝から晩までずっとパソコンの前に座ってます。だから、いつ写真を送ってもらっても対応できると思います。それに、やっぱり本刷りの前にだれかがいっしょに確認を取らないと……。
 多田さん そうですね。まちがいを見落としたまま本刷りにはいってしまうと、その分の紙はすべて無駄になって、組み直して刷り直しってことになっちゃいますから。

  今回の本文用紙は機械きとはいえ和紙ですから、通常の用紙より紙代もかかります。チェック漏れで何百枚も無駄にするのは避けたいところです。

 ほしお じゃあ、そういう形で進めることにしましょう。
 多田さん それと、組んでいるときにまちがいが見つかったとしますよね。転倒は直せばいいですけど、文字のまちがいがあった場合はどうしましょうか。うちは9ポイントの活字がそろっているわけじゃないんで、差し替える活字がないんです。
 ほしお (なんと! それは考えてなかった……)

  これまで九ポ堂で活版カードを作っていたときも、稀にではありますが、大栄活字社の活字に拾いまちがいがあったこともありました。ただ、そのときは、九ポ堂の活字でおぎなってもらっていたのです。
 活版カードは9ポイントの活字を使っています。もともと九ポ堂はお祖父さまが遺した9ポイントの活字一式からスタートした工房です。その後も足りなくなれば買い足して、9ポイントの活字はすべてそろっています。ひらがなカタカナはもちろん、漢字でもだいたいのものは九ポ堂にあるものを使って差し替えてくれていたのです。
 でも、今回それはできません。となると、差し替え分は再度大栄活字社に発注するしかなさそうです。

 いったん組んで、刷って確認したあと、活字のなかにまちがいがあると気づいたら? ひらがなであればどこか別のおはなしから借りて組めばいいかもしれませんが、漢字の場合、ほかではまったく使っていないことも考えられます。
 そうなったら、新しい活字を注文するしかなく、その台はいったん外し、次の台を組むことになります。外した台はまた一から組み直しです。もし次の台の活字にもまたまちがいが見つかったら、そちらも外してやり直しになります。
 時間もですが、労力の方が問題です。ただでさえ作業量が多いので、できるだけ無駄な作業は避けたいところ。組み始める前に、活字のまちがいだけは確認しておく必要があります。
 でも、活字の文字は小さいうえに反転しています。たとえば「ち」と「さ」は反転するとほぼ同じ形で、こうしたものはうっかり見落としてしまいがちです。慣れないわたしたちには、印刷して通常の文字の状態にしたものでないと、チェックするのがかなりむずかしいのです。

  ほしお じゃあ、組みはじめる前に、活字のまちがいだけはチェックしておいた方が良さそうですね。いまは、ベタ組みで字詰めや行数もちがうけれど、文字は原稿通りちゃんと並んだ形になってるわけですよね。
 多田さん そうですね、そう見えます。
 ほしお そしたら、それをそのままひとつずつ、ゴム印を押すみたいにスタンプでなにかの紙に押してもらうことってできないでしょうか?
 多田さん それはちょっと無理ですねえ。

  考えてみれば、バラバラの活字ならともかく、並んだ活字に均等に力をかけて押すなんてできるはずがありません。活字は結束されているだけで、ばらばらの状態です。そこで崩れたら欠けてしまう恐れもあります。

  ほしお ベタ組みのままぎゅっと並べて組んで、そのまま印刷するのも大変ですよね。
 多田さん むずかしいですね。ベタ組みだとしても、周囲に込めものを入れたり、組むのはそれなりに大変なので……。

  しばらくふたりで、うーん、と考えこんでしまいました。

  多田さん じゃあ、こうしたらどうですか? 結束した状態の活字を写真に撮って、それを反転して確認するんです。
 ほしお ……!!!!! なるほど!!!!! それなら確認できると思います!

 言われてみると、なんで思いつかなかったのか、と思いましたが、たしかに多田さんの言う通りです。印刷せず活字のままでも、写真を反転し、拡大すれば、文字は判読できるはず。
 ということで、まずは大栄活字社から送られてきた活字を並べた状態で写真を撮ってもらい、それを送っていただくことになりました。

 

 

3 表紙のデザイン

 タイトルと表紙デザインの話をした数日後、九ポ堂から表紙のデザイン案が送られてきました。

九ポ堂から届いた表紙のデザイン案

 案はふたつあり、片方は上が丸くなった窓、もう片方は正方形の窓。どちらも窓のなかにさんがはいっていました。桟を入れるという発想はなかったので少し驚きましたが、たしかに桟があるとただの四角よりも窓らしい気がしました。
 いただいた案をもとに、さっそく酒井さんと電話で相談です。

 ほしお 両方とも桟がはいってるんですね。
 酒井さん そうなんです。ただの四角だと単なる穴に見えちゃうんじゃないかと思って。
 ほしお たしかに桟があるとぐっと窓らしくなりますよね。ただ、特装版の手漉き和紙の方は、この形にできるか、訊いてみないとわからないです。漉いた紙を型で抜くんじゃなくて、型を置いたで紙を漉く方法で作るので、あまり細かい形はできないかもしれません。

  紙を漉くときは、繊維が溶けこんだ少しとろみのある液体に簀をつけ、紙全体に繊維を行き渡らせるようにします。

 西島和紙工房の穴のあいた和紙には、鳥形や星形の穴など、丸や四角より少し複雑な形のものもありました。でもそれは外縁そとぶちの形が複雑になっているのであって、桟のように穴のあいだの細い隙間に繊維を均等に行き渡らせるのはむずかしいような気がしました。

 ほしお とりあえず、いったんこの形のまま西島和紙工房に送って、できるかどうか訊いてみましょう。
 酒井さん そうですね。特装版の方はこうぞの繊維もはいるので桟はなしでもいいかもしれません。でも通常版は窓を印刷で表現しますし、ただの四角だとなんだかわかりにくいので、桟を入れた方がいいような気がします。
 ほしお なるほど。文字と窓の位置は特装版・通常版で統一するとして、窓の表現は少し違っていてもいいかもしれませんね。
 酒井さん あと、文字の位置のことも気になってます。耳付きの和紙にするということなので、左右の幅は紙によって少しずつ違う、ということですよね。
 ほしお そうですね、1〜2ミリの誤差は出てしまうと思います。
 酒井さん そうなると、位置合わせを厳密におこなうのはむずかしいですよね。左側の窓の中心とタイトルの中心を合わせるようなデザインはちょっとむずかしいかな、と。
 ほしお ぴたっと合わせるのはかなりむずかしいかもですね。小さな本なので1〜2ミリのズレでも視覚的にかなり目立っちゃうと思いますし……。印刷するのは岡城さんなので、とりあえずこのデザイン案をお送りして、ズレの件を含めて検討してもらうことにしましょう。

  ということで、デザイン案を西島和紙工房の笠井さんと緑青社ろくしょうしゃの岡城さんにお送りしました。

 

 

4 本文用紙について

  本文用紙については、紙を選ぶミーティングの際、丸重製紙企業組合の機械抄き和紙で、少し長い繊維のはいったNo.95の生成きなりと決まっていました。
 そのときは文字が透けることを危惧して厚めの80g/㎡を選んだのですが、あとになって、今回は袋じにするのだから透けることは気にしなくても良いのではないか、と気づきました。
 袋綴じにするなら、紙が薄い方がしなやかでめくりやすく、開きやすいはず。古い和綴じの本は袋綴じになっているものが多いですが、どれも紙がしなやかなので、開いたときにページがぴんと上に立ってしまうことがありません。
 あまり薄い紙だと印刷がむずかしそうですが、前回の試し刷りの際、多田さんは50g/㎡なら刷れそう、と言っていました。ただし、試し刷りの際は小さな紙だったので、実際には手キンで刷っただけです。平台で50g/㎡の紙が無理なく刷れるかどうかは、試してみないとわかりません。
 それでも、上記の理由からできれば薄い紙の方が望ましい、という気持ちもあり、美篶堂の上島さんに、前回お願いした80g/㎡の紙に追加して、50g/㎡の紙の束見本も作ってもらうことにしました。

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連載【10年かけて本づくりについて考えてみた】
毎月第2・4木曜日更新

ほしおさなえ
作家。1964年東京都生まれ。1995年「影をめくるとき」が群像新人文学賞小説部門優秀作に。
小説「活版印刷三日月堂」シリーズ(ポプラ文庫)、「菓子屋横丁月光荘」シリーズ(ハルキ文庫)、「紙屋ふじさき記念館」シリーズ(角川文庫)、『言葉の園のお菓子番』シリーズ(だいわ文庫)、『金継ぎの家 あたたかなしずくたち』(幻冬舎文庫)、『三ノ池植物園標本室(上・下)』(ちくま文庫)、『東京のぼる坂くだる坂』(筑摩書房)、児童書「ものだま探偵団」シリーズ(徳間書店)など。
Twitter:@hoshio_s

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