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#ぼくとねこのすれちがい日記
本と猫を愛する会社員のリアルな書店開業記|井上理津子/協力 安村正也 『夢の猫本屋ができるまで Cat’s Meow Books』(1)
ホーム社の既刊から、いま読んでいただきたい本をセレクトして紹介する「ホーム社の本棚から」。7月からは井上理津子/協力 安村正也『夢の猫本屋ができるまで Cat’s Meow Books』(2018年)を全5回でお送りします。 この夏開店4周年を迎える、三軒茶屋の「Cat’s Meow Books」は、会社員でもある安村正也さんが開いた猫本専門書店。本好きといっても関連業界の経験はなかった安村さんが、50歳を前になぜ書店を始めることになったのか。本書は、書店に精通しているノ
人気イラストレーターが初めて絵と文章で表現する、新感覚の自伝的ストーリー。北澤平祐『ぼくとねこのすれちがい日記』6月25日(金)発売
この本について売れないイラスト稼業の「ぼく」は、東京の片隅で、妙におじいちゃん顔の子ねこを拾う。一方の「ねこ」は、なぜかよくカリフォルニアのビーチを思い出していて!? ぼくとねこは共に暮らし、成長し、家族が増え、そして......。ささやかな日常におきたドラマの数々が、「ぼく」「ねこ」それぞれの視点でつづられ、色鮮やかな絵日記でよみがえる。 洋菓子の「フランセ」、おしゃれ雑貨の「アフタヌーンティー・リビング」、フランスの香水「KENZO parfums」といった商品パッケー
北澤平祐 ぼくとねこのすれ違い交換日記 第1話「誰がねこの首に鈴をつける?/Who will bell the cat?」
本連載が書籍化します。 北澤平祐『ぼくとねこのすれちがい日記』2021年6月25日発売 【ぼく】4月16日 こかりの実家の裏庭で子猫を拾った。 目を開けずに、ミーミーと弱々しく鳴いていたので近所の動物病院に連れていった。こかりが学生時代にバイトをしていたところ。 幸い目やにでくっついていただけのようで、薬品を染み込ませた綿棒でなぞっただけで、子猫のまぶたはぱちりと開いた。瞳は大きく、まんまるで、薄い色をしていた。 「よかった」こかりは、子猫と長いこと見つめ合った後、 「この