連載 村山由佳 命とられるわけじゃない

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フネさんと同年代の女性たち|村山由佳 第1話

波乱万丈な四半世紀を経て、50代。そろそろ、あるがままを肯定してみようか――そう、猫が教え…

もみじ|村山由佳 第2話

 去年(二〇一八年)の三月、ほとんど十八年を共にした三毛猫〈もみじ〉が逝った。  その前…

キミコさん|村山由佳  第3話

 拙著『ダブル・ファンタジー』に登場する主人公の母親は〈紀代子きよこ〉、自伝的小説『放蕩…

父親と母親|村山由佳  第4話

 南房総(みなみぼうそう)の実家に滞在した残りの日々、私たちは毎日、ふだんは誰もいない実…

三回目の|村山由佳  第5話

 こう言っては何だが、十歳上の私の兄貴は、かなりのシスコンである。そして、こんなことを言…

静かな最期|村山由佳 第6話

 翌日、再び高速に乗り、軽井沢(かるいざわ)へ向けて走っている時だった。バッグの中で携…

新幹線と|村山由佳 第7話

 ──お母ちゃん、もしかしてあなたは雪女だったんですか。  真顔でそう訊(き)きたくなる…

買い物|村山由佳 第8話

 最後の二人連れが館山(たてやま)駅でバスを降りると、乗客は私一人になった。 「時間の調…

対面|村山由佳 第9話

「お疲れさん」  助手席に乗り込んだ私に、背の君は言った。  たしかに、長い一日だった。…

再会|村山由佳 第10話

 母の最期の立ち会いから葬儀の段取りに至るまで何もかも兄夫婦に任せっきりだったので、せめ…