第6回 〈ボンカレー、焼津、おから〉+〈なぜだろうハンサムトリオ〉=昭和は遠くなりにけり 姫野カオルコ
幼い頃から人の顔色を窺うと同時に、「顔」そのものをじーっと見続けてきた作家・姫野カオルコ。愛する昭和の映画を題材に、顔に関する恐るべき観察眼を発揮し、ユーモアあふれる独自理論を展開する。顔は世につれ、世は顔につれ……。『顔面放談』(集英社)につづく「顔×映画」エッセイを、マニアック&深掘り度を増して綴る!
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《出張で焼津に来ています》
当項の担当編集者さんからのLINE。
「やいづ……yaizu……」
焼津といえば、高齢読者