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第6回 静かな湖畔の森の陰から 佐藤友哉「妻を殺したくなった夜に」

北国の地方都市を舞台に、少女連続殺人事件をめぐる中学生男女の冒険を描く、佐藤友哉による青春ミステリー。
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illustration Takahashi Koya


 消火活動がうまくいったのか、もともと大した火事でなかったのかはともかく、被害は書斎と両親の寝室だけですんだ。
 母親の話では、火災保険も満額を受け取ることができそうだったが、とはいえリフォームには時間がかかるため、そのあいださとるたちは、母方の祖母の家に暮らすことになった。
 それは、火事がなくとも毎年の恒例行事だった。悟たちは年の瀬になると祖母の家をたずね、年末年始をそこですごした。
 火事のショックをかかえつつも、それでも家族は表面的には、ふだんと変わらなかった。
 その日、母親と祖母はおせち料理を作り、父親は屋根の雪を下ろし、とおるはソファに寝そべって本を読み、悟はテレビを見るともなく見ていた。
 テレビ画面にはあいかわらず、天皇の容態が表示されていた。
 
  天皇陛下のご容体(午後2時)
  体温35.6度
  脈拍93
  血圧72〜30
  呼吸数25
 
 甘い香りがただよってくる。
 黒豆を煮る、くつくつという音を聞きながら、悟はキッチンに視線を向けた。そこでは祖母と母親が、なにやら雑談しながらおせち料理の準備をしていた。そこにあるのは、いつもの年末の風景だった。
 なんて平和なのだろうと悟は思った。
 家は燃えたが、それでも平和だった。
 なぜなら書斎が全焼して、机もすっかり焼けたからだ。
 血のついたコートと100円ライターが、机の中からなくなっているという証拠は、これで完全に消えた。
 ただ気がかりなのは、警察による現場検証の結果、放火の疑いが高いということ。
 放火というからには、犯人がいる。
 見船美和みふねみわ
 悟がまっさきに疑ったのは、あの日なぜか現場にいた見船だ。
 しかし見船は、悟の父親こそ放火犯なのではと言った。
 書斎から、血のついたコートがなくなっていることに気づいた父親は、しかし家族の中のだれがそれをやったのかを問いただすことができず、コートを隠していたという証拠ごと燃やそうとした……という見船の見解は、あながち否定できない。
 さらに悟は、放火というやりくちは、いかにも父親がやりそうだとさえ思っていた。
 父親が放火犯かどうかはわからないが、書斎を燃やす動機はじゅうぶんにある。
 だとしても、それでも平和だった。
 証拠と呼べるものは、燃え尽きた。
 あとは自分が忘れさえすればいい。
 血のついたコートのことも、それを燃やしたことも、見船に見られたことも、家が放火されたことすら、みんな忘れることができたら、平凡で幸福なあの日常が戻ってくるのだ。
「悟ちゃん、味見するかい?」
 祖母の声がした。
 黒豆を茹でる大鍋の蓋を開けると、甘い香りがより広がり、悟は誘われるようにキッチンに入った。
「悟ちゃんはむかしから、黒豆が好きだからねえ」
 祖母が小皿に取り分けてくれた黒豆を、口に入れる。
 馴染んだ味が口内を支配して、幼児退行を起こしそうになった。
 悟が幼稚園児のころ、幼稚園に行くのがいやでたまらなく登園拒否を起こしたことがあった。母親が祖母に相談すると、正月でもないのに大量の黒豆を作り、母親は毎日の弁当に黒豆を入れた。白米と黒豆。卵焼きと黒豆。タコさんウインナーと黒豆……。ふしぎな組み合わせの弁当を悟は食べつづけた。しかしそれで、幼稚園に行くようになったのか? そもそもなぜ幼稚園に行きたくなかったのか?
 なにも思い出せない。
 思い出したところで、とくにいいこともないだろう。
「おいしいよ」
 忘れることのよさを再確認しながら、空になった小皿を返した。
 祖母は心からうれしそうな顔をした。
 すると、2人の様子を見守っていた母親が、
「ねえ悟、お父さんに、そろそろ休憩したらって言ってきて。もうちょっとでお昼だから」
「わかった」
 悟はうなずいて上着を羽織った。
「気をつけてねえ」
 祖母が言った。
 長靴を履いて外に出る。
 祖母の家は古い木造建築で、2階建てだった。
 父親は勾配屋根の上にいた。
 屋根をつぶしそうなほど積もった雪を、スコップで器用に切り、勢いをつけて地面に落としている。それは坦々とした作業だった。
 悟は顔を上げて言った。
「父さん、そろそろお昼だって」
「ああ……」
 父親は返事をしたが、逆光になっていて顔がよく見えなかった。顔のない父親は、悟にある種の安心をもたらした。
 悟は家に戻らず、敷地内を歩く。
 祖母の家は、悟の家から30分ほど車を走らせた、田舎としか呼べないほど辺鄙なところにあった。
 まわりには、数軒の民家が点在するほかには、一本の国道と畑しかなく、そして畑は冬になれば雪に埋もれ、今や鏡のように日光を反射してまぶしいほどだった。
 悟は膝が埋まるくらい積もった新雪をかき分け、畑の中に入った。
 そのまま仰向けに倒れこんだ。
 粉雪が舞い、やわらかくひんやりした感触が全身をつつむ。
 空を見つめた。
 青く澄んだ空は目に痛いほどだが、不快ではなかった。
 そして悟は本当にひさしぶりに、深々と息を吐くことができた。こんどはゆっくり吸いこむと、冷たい空気が肺をすみずみまで冷やした。
 悟はふたたび息を吐きながら、自分は今、遠く安全なところにいるし、こうしてすべてを忘れていけば、なにも問題がないと強く思った。

 大晦日になった。
 悟たちはすき焼きを食べながら、『紅白歌合戦』を見ていた。
 天皇の容態悪化で自粛ムードが広がり、中止になるのではと言われていたが、いざはじまってみると、例年と変わらぬプログラムが流れていた。体育祭のダンスで練習した光GENJIの歌や、爆風スランプの『RUNNER』のほかに、悟が知っている曲はあまりなく、演歌が多くてげんなりした。
 紙吹雪が舞う中、番組が終わり、『ゆく年くる年』に切り替わった。
「奥飛騨は雪の中で除夜をむかえました。合掌造りの里、岐阜県白川村です。浄土真宗明善寺。240年前、村人が自分たちの手で作り上げた茅葺きの寺です。除夜の鐘は……」
 知らない村の風景が映され、除夜の鐘が鳴った。
 母親と祖母がすっと立ち上がった。
 悟と透は顔を見合わせると、あとにつづいた。
 そして年越しそばの準備をしているキッチンで、水道水をコップに満たした。
「なにしてるんだい?」
 祖母がたずねた。
「年が明けたらすぐに飲むんだよ。新年最初に飲む水なんだ」
 透が説明した。
「ほう、そうかい」
「おばあちゃん、去年も教えたよ」
「ほう」
 祖母はよくわからないという顔をした。
 年が明けた瞬間に、冷たい水を飲む。この奇妙な行為は、いつのまにやら2人の大切な儀式となっていた。年明けすぐに飲む水は奇妙に甘く、気持ちがしゃんとなり、悟たちは気に入っていた。
 コップを手に戻ってきた悟たちを、父親はじっと見ていた。それはなんとなく、うらやましそうな視線に見えた。
 各地の風景がテレビ画面に映る中で、年越しそばを食べた。
 まだ、すき焼きが胃袋に入っていたが、悟はするするとそばをすすった。
 年が明けた。
「あけましておめでとうございます」
「おめでとうございます」
「おめでとうございます」
 大人たちが新年の挨拶を交わす中、悟と透は一気に水を飲んだ。
 全身に染み渡った。
 これまでの人生があとかたもなく消えて、新しい自分がはじまるような感覚がみなぎったが、よく考えればそれは毎度のことで、この美しい決意のような心地がすぐになくなることを悟は知っていた。だがそれでも、今年こそは、できるだけで消さないぞとひそかに誓った。

 年が明けた1月7日は、悟の誕生日であり、天皇の命日となった。
 その日、官房長官が発表した新たな元号、「平成」は、昭和とくらべると変にすかすかした響きがあり、悟にはぴんとこなかった。
 しかし祖母は、昭和天皇という存在がまだ強烈だった時代を生きたこともあってか、新元号をつたえるニュースを神妙な顔つきで見つめていた。
 祖母のこのような表情を見たのははじめてで、悟には平成という新時代がやってきたことより、むしろ祖母の態度のほうが印象深かった。
 こうして、1989年1月7日で昭和が終わった。
 翌日から平成元年がはじまる。
 とはいえ、つづくのはいつもの日常だった。
 家の修繕にはまだしばらくの時間がかかるため、悟たちは三が日をすぎても家に帰らず、祖母の家にいた。テレビは死んだ老人の話ばかりで退屈で、悟と透は外に出かけたが、祖母の家のまわりにあるのは畑ばかりで、子どもを楽しませるものはなかった。
「ドライブ行くか」
 家に戻ってくると、父がそんなことを言った。
 あまりこういう提案をしてこない父親からの、思いがけない誘いに、悟と透はよろこんだ。
 父が運転する白いワゴン車は、雪煙を巻き上げて軽快に走った。
 水旗町みずはたちょう方面に入った瞬間、景色が変わった。
 ひたすらつづいていた雪原から、針葉樹林が顔を出しはじめた。
 車は国道から、細い獣道に入る。
 針葉樹林が壁のように立ちならぶ道をしばらく進むと、一気に視界が開けた。
 小尻湖こじりこだ。
 駐車場は意外と混んでいた。天皇が死んだせいで、だれもがひまを持てあましているのだと悟は思った。
 少し歩くと、森にかこまれた湖が姿をあらわした。
 小尻湖は、鶏似町とりにちょうの南部にある大きな淡水湖で、ハクチョウの集団飛来地として有名だった。
 森の奥にたたずむ湖と、優雅なハクチョウたち。ふつう、こうしたものには、静寂なイメージがあるが、実際にはひどくやかましかった。
 ハクチョウたちは、どちらかといえばアヒルのようにガアガア鳴きながら羽を広げ、湖面をあわただしく泳いでいた。見物客たちは写真を撮ったりエサをやったりと楽しんでいるようだが、悟にはどうも合わなかった。このハクチョウたちにくらべると、以前テレビで見た、温泉に入るサルたちのほうが、よほど落ちついていた。
 下手なラッパのような鳴き声を聞きつつ、まわりをながめる。
 湖の脇に、建物があった。
 むき出しの丸太が目立つその前には、『ビッグ・アイランド』という看板が立てられていた。
 見船の知人、大島雫おおしましずくの首なし死体が発見されたところだ。
 陰惨な事件が起きたばかりではあったが、『ビッグ・アイランド』は営業中らしく、レースのカーテンの奥には人影があった。首なし死体が見つかってまもないところに、どうして泊まろうとするのか、悟には理解できなかった。
 ……忘れてしまえ。
 悟は自分に言い聞かせる。忘れろ。事件のことなんてもう忘れろ。おれが忘れてしまえばみんな解決するのだ。なぜならすべてが燃え尽きてしまったのだから……。
「兄ちゃん」
 透が横に立った。
「あれ、父さんは?」
「ハクチョウのエサを買いに行くって。ねえ、お誕生日おめでとう」
「天皇が死んだし、火事もあったし、あんまりおめでたくないけどね」
「でも、どっちも、兄ちゃんのせいじゃないよ」
「まあそうだけど」
「誕生日パーティって、夜にやるの?」
「たぶん」
 兄弟がこのような曖昧な会話をしたのは、家族のだれもがその話をしないからだ。むろん、誕生日パーティはやるのだろうが、天皇崩御と新元号発表もあって精神的にばたばたしているのか、大人たちは落ちつかない様子だった。
 かんじんなことはことばにせず、なんとなく空気で動く。それは浅葉あさば家で頻繁に見られる光景だった。
 風が強く吹いた。
 それを合図として、ハクチョウはいっせいに飛び立ち、遠くの空に飛んでいく。
「あのペンション、人がいるみたいだぞ」
 悟は『ビッグ・アイランド』を指差した。
「兄ちゃん、あれはペンションじゃなくてコテージって言うんだよ」
「どれもいっしょだろ」
「ええとね、たしかペンションには管理人さんがいて、食事も出してくれるから、小さなホテルみたいに使うんだけど、コテージは貸別荘なんだよ」
「貸別荘?」
「だから食べ物は自分で用意しなくちゃいけなくて、そのかわり、自分たちだけで自由に使えるんだ」
「なんでそんなこと知ってるんだ」
「本で読んだから」
「いつもそれだな」
 悟はつい吹き出して、
「透は本当に頭がよくてうらやましいよ」
「なんで? 本を読んでるだけだよ」
「本を読んでる時点で、もう頭がいいんだよ。兄ちゃんは全然本なんて読まな……」
「大島雫」
 透が不意にその名前を出したことにおどろき、悟の笑顔はかき消えた。
「兄ちゃん、大島雫っておぼえてる? 事件の4人目の犠牲者なんだけど」
「そうだっけ……。あそこで殺されたんだっけ」
 かんじんなことを口にするのが不慣れな悟は、さしたる意味もなくとぼけた。
「首なし死体が見つかっただけで、あのコテージで殺されたかはわからないよ」
 透はこちらを見上げながら、
「兄ちゃん、僕、ずっと気になってたんだけども、あのコテージ、『ビッグ・アイランド』っていう名前でしょ」
「ああ」
「『ビッグ・アイランド』を、日本語にしてみて」
「あ?」
「いいから、日本語にしてみて」
「日本語って、『ビッグ』だから、大きいかな? それで『アイランド』は島で、ええとだから、大きい島……」
「大島」
「…………」
「あそこで死体が見つかった大島雫の名字と、いっしょなんだよ。ねえ兄ちゃん、これって事件と関係あるのかな?」
 透が聞いてくる。
「たまたまだろ……」
 悟はふたたびとぼけた。
 ……忘れてしまえ。
 呪文をくり返す。
 忘れろ。忘れろ。みんな忘れろ。すべて終わったんだ。明日から、平成とかいう新しい時代がやってくる。だからもう、あんなおそろしいことはみんな忘れてしまえ。すべて終わったんだ。
 コートは燃えた。
 書斎も机も燃えた。
 少女連続殺人事件は解決していないし、父親がそこにどう関与しているのかもわからないままだが、それでも全部忘れてしまえばいいのだ。自分が完璧に忘れさえすれば、いつもの日常がまたもどってくるのだ。
 ただその場合、見船がじゃまだ。
 死んでくれないかなと思った。

 冬休みが終わり、新学期がはじまった。
 家の修繕はまだ終わらないため、祖母の家から学校にかようことになった。もちろん、中学生が徒歩で行ける距離ではないので、朝は父親の車で送ってもらい、帰りはバスを使うことになった。
 悟は教室に入った。
 去年、あまりに多くのことがありすぎて、100年ぶりに学校にきたような気分になった。
 悟の家が火事になったことを、クラスメイトは知っているはずだったが、数名の友人に心配されただけで、まるで話題にならなかった。
 それは悟のクラスが冷たいからではなく、悟が目立たない生徒だからというほうが適切だろう。
 小学校でも中学校でも、悟は学校の中で空気のような存在だった。現状に満足してはいなかったが、不満でもなかった。
 ネコが空を飛べないように、カメが速く走れないように、むりなものはあるのだと判断していた。
「浅葉くん!」
 なので、クラスメイトの上野原涼子うえのはらりょうこが教室に入ってくるなり、まっさきに悟の席にやってきたのは本当に衝撃的だった。
「ねえ、火事になったって本当? 大丈夫だった? やけどとかしてない?」
 悟の机に手をつき、身を乗り出すようにして聞いてくる。
 上野原の顔がすぐ近くにあった。
 マフラーと髪がからまっている様子が、はっきり見えるほどの距離だった。
「あ……うん」
 これが精いっぱいの返事だった。
 すると上野原は笑顔になって、
「そっか。よかった。なんか、浅葉くんの家が火事になったって聞いたから、ぶじかどうか心配だったの。ねえ、本当にやけどとかしてない?」
「あ……うん」
「もしこまったことあったら、私に言ってね。じゃね」
「…………」
 もう悟は返事さえできなかった。
 上野原はすぐに去り、もうほかの友人たちとしゃべっている。悟はそんな様子を見るともなく見ながら、クラスの中心人物である上野原に話しかけられて、心配までされたのなら、火事になった甲斐があったなと、まちがった思考を広げていた。
 ふと、教室のすみに、黒い重力を感じた。
 見船が本を読んでいた。
 悟の席からは背中しか見えないので、表情まではわからなかったが、わかりたくもなかった。見船はクラスのことなど関係ないといった感じで本を読んでいた。
 放火騒動があってからは、見船との「作戦会議」には出ていない。
 知ったことではなかった。
 忘れた。
 忘れた。
 もう忘れた。
 見船がこの世から消えさえすれば、日常がまたもどってくるのだ。
 いっぽうの見船も、悟のことなど知ったことではないと思っているのか、接触してこなかった。とはいえ見船も悟とおなじく、教室では存在を消し去って生きているので、あまり目立つようなことはしたくないだけかもしれない。
 始業式が終わったら、見船に声をかけられる前にさっさと帰ろうと思った。
 チャイムが鳴った。
 体育館に全校生徒が集まり、校歌を歌い、校長先生の話を聞くという、いつもの始業式をつつがなく終えて、教室にもどってきた。
 担任教師が言った。
「今日からついに3学期です。3学期は本当に短いので、ぼーっとしてたら、あっというまに終わりますから、気を引きしめて学校での生活をすごしてくださいね。3学期は短いけど、次の学年の土台になる勉強はたくさんあるし、2年生になったらすぐ、大尻湖おおじりこで宿泊学習のキャンプがあります。そのときはクラスが変わっているし、先生もみなさんを見ることができないのは残念だけど、でも、クラスがはなれても、協力し合うことはできます。みなさん、次の春を意識しながら、この3学期をしっかりすごしていきましょう」
 宿泊学習。
 キャンプ。
 教師のことばに感銘を受けるタイプではない悟だったが、しかしそれらは心をおどらせる単語だった。
 宿泊学習。
 キャンプ。
 悟はそこから、今までの人生とはまるでちがう、なにか決定的に新しく、そして前向きなことが起こるような予感がした。
 忘れろ。
 忘れろ。
 そしてすっかり忘れて空洞になったところに、新しい自分の人生を入れよう。そう思った。
 そのキャンプで、まさにその人生を変えるほどの惨劇が起こることなど、このときの悟は知るよしもなかった。

(つづく)

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連載【妻を殺したくなった夜に】
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佐藤友哉(さとう・ゆうや)
1980年北海道生まれ。2001年『フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人』でメフィスト賞受賞。2007年『1000の小説とバックベアード』で三島由紀夫賞を最年少で受賞。他の著書に『クリスマス・テロル invisible×inventor』『世界の終わりの終わり』『デンデラ』『ナイン・ストーリーズ』『転生! 太宰治 転生して、すみません』『青春とシリアルキラー』等がある。
Twitter:@yuyatan_sato

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