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Cat Books/猫本

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猫の本、猫が出てくる作品、猫にまつわる話、をまとめています。
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2021年7月の記事一覧

本と猫を愛する会社員のリアルな書店開業記|井上理津子/協力 安村正也 『夢の猫本屋ができるまで Cat’s Meow Books』(1)

ホーム社の既刊から、いま読んでいただきたい本をセレクトして紹介する「ホーム社の本棚から」。7月からは井上理津子/協力 安村正也『夢の猫本屋ができるまで Cat’s Meow Books』(2018年)を全5回でお送りします。 この夏開店4周年を迎える、三軒茶屋の「Cat’s Meow Books」は、会社員でもある安村正也さんが開いた猫本専門書店。本好きといっても関連業界の経験はなかった安村さんが、50歳を前になぜ書店を始めることになったのか。本書は、書店に精通しているノ

【電子書籍】北澤平祐『ぼくとねこのすれちがい日記』7月29日(木)配信開始

6月25日に発売された北澤平祐『ぼくとねこのすれちがい日記』が電子書籍になりました。人気イラストレーター北澤平祐さんが、愛猫との実話を元に綴った、カラーイラスト満載の絵日記ストーリーです。 紙の単行本が刊行されたときの紹介記事はこちら。また電子書籍版では、紙版とページ順の見せ方が異なり、「ぼく」と「ねこ」による交換日記のイメージが強まっています。 本書と7月19日発売の絵本『ゆらゆら』(講談社刊)の刊行を記念し、7月31日(土)に北澤平祐さんのオンライントークイベントが行

このまま定年まで会社にいるのはないな|井上理津子/協力 安村正也『夢の猫本屋ができるまで Cat’s Meow Books』(3)

東京・三軒茶屋の猫本専門書店が開店するまでを追った『夢の猫本屋ができるまで Cat's Meow Books』からご紹介する第3回。 会社員でもある店主の安村正也さんが、『Cat's Meow Books』を始めたのは49歳のとき。勤め先の仕事は順調、趣味も充実していたけれど、何かが足りない「もやもや」を抱えていた──。多くの人が人生後半戦について考え始める時期、未知のパラレルキャリアに踏み切った心境に、ノンフィクションライター・井上理津子さんが迫ります。 井上理津子/協

開業の柱になった四つの事柄とは?| 井上理津子/協力 安村正也 『夢の猫本屋ができるまで Cat’s Meow Books』(2)

猫本専門書店の開業記『夢の猫本屋ができるまで Cat’s Meow Books』からお送りする第2回。そもそも、なぜ会社員でもある店主・安村正也さんは本屋を開こうと考えたのか。最初の構想から具体的な開業プランに至るまでのあらましを聞いたインタビューを、第1章から抜粋してお届けします。 聞き手のノンフィクションライター・井上理津子さんが感心した、そのビジネスプランとは? 井上理津子/協力 安村正也 『夢の猫本屋ができるまで Cat’s Meow Books』(第1章「キャッ