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海を越え、手紙でつながる幼なじみの夢と挑戦のゆくえ……。人気イラストレーターによる、かつてない青春小説 北澤平祐『ユニコーンレターストーリー』11月26日(火)発売


この本について

著者は、洋菓子の「フランセ」やファミリーレストラン「COCO'S」のビジュアルをはじめ、NHK BS ドラマ『団地のふたり』のタイトル装画も話題となるなど、書籍、広告、商品パッケージほか国内外の幅広い分野で活躍する人気イラストレーター・北澤平祐さん。本書はそんな北澤さんが3年半をかけて挑んだ青春小説です。日米に離れ離れになった幼なじみの少年と少女が、手紙を通じてつむぐ絆と成長の物語を、イラストと往復書簡を融合させて描きます。ことばはやさしい嘘をつき、絵は真実を語る ……かつてない青春小説の誕生!

大人になるってどういうことか。
ハルちゃん、ミチオくん。
かけがえのない、 ふたりの大切な時間を読ませてくれてありがとう。
――辻村深月さん(作家)

【あらすじ】

幼なじみのハルカとミチオ。10歳でミチオがアメリカへ引っ越し、ふたりの文通がはじまった。日米の学校や文化の違い、部活やバンド活動のこと、将来への迷い、友人や家族との問題。90年代~2000年代の社会の変化を背景に、手紙だからこそ伝えられる様々な思いを共有しながら、やがてふたりは あるプロジェクトに挑戦することに……。そして明かされる、タイトルの「ユニコーン」に込められた意味とは?

オール2色刷り、5色切り替えのポップな本文。
デザインは名久井直子さん。

書店員さんからの絶賛の声!

ページをめくる指先から、キラキラと色鮮やかな、ときめきの星々が生まれていくようです。お互いを大切に想い合う、かけがえのない心が生きている友愛小説。 また、言葉の力が未来を輝かせ、希望の扉が開かれていくようなアート青春ノベルス。 満天の夜空を、細やかで美しい、優しい真心の星が永遠に瞬いていく。 どんなに離れていても、心と心はすぐそばに感じる、ユニコーンレターの奇跡は続いていく。 読み終えた今も、2人のやわらかな微笑みを感じる、温かな空気感に包まれています。

(紀伊國屋書店福岡本店 宗岡敦子さん)

1枚1枚違う便せんやさりげなく描かれたお菓子のパッケージ、レコードのジャケットやTシャツの柄……。90年代のカルチャー盛りだくさんで描き込まれた北澤さんの絵にときめきながらページをめくります。ミチオくんとハルちゃん、年頃のふたりのお手紙からは、時々心配で横からお手紙を出したくなってしまうくらい!(笑)とっても素直な気持ちが伝わってきます。おそるおそるページをめくったり、待ちきれずに先をのぞいたり……。ひょっとして本のページをめくることと、お手紙の封を開けることは、おんなじくらいどきどきするのことなのかもしれません。

(恵文社一乗寺店 藤林沙樹さん)

とてもとてもとてもキュートでした……!!! お互いを肯定尊重するハルカちゃんとミチオくんの関係性に憧れます。ぼくたち、お誕生日おめでとうと言い合える人がこれまでも、これからもいることの尊さったら! いい本読ませてもらったなぁ……と幸せを感じています。

(大垣書店京都本店 中澤めぐみさん)

2人の距離感が、物理的には離れてもお互いに対する想いはとても近くにあると思った。大人になって成長した自分を相手に見せたいと思うちょっと背伸びした感情と、幼い頃から変わらない相手を大切に思う気持ちのバランスが、アンバランスなのが本書の最高にして最大の魅力だ。

(くまざわ書店︎錦糸町店 阿久津武信さん)

例えば、ふいに訪れた悩みで眠れない夜に、そっと開いてページをめくってみてほしい。遠く離れていても喜びや悲しみを分かち合う二人の手紙に、ささやかな勇気と心の栄養を貰えるのではないだろうか。ままならなかったあの頃を過ごし、これから予想もつかない未来を迎えるあなたへ、この物語はいつでもそっと抱きしめてくれるはずだ。

(大盛堂書店 山本亮さん)

2人の往復書簡で進んでいくストーリーがとてもよかったです。お互いの気持ちや考えに、少しタイムラグがあって届くところが手紙の面白いところだなと思いましたし、ちょっと間が空いたりするのも、それによって2人のそれぞれの活動がより際立ちました。見守っているこちらも優しい気持ちになれる、とても気持ちが穏やかになる物語でした。イラストとストーリーの組み合わせにも引き込まれました!

(広島 蔦屋書店 江藤宏樹さん)

繊細で優しいイラストのなかに、手紙にかかれなかった状況やそれぞれの生活が表れていてとても良かったです。ふんわりとした雰囲気で時代が変わっていく中、少しずつ感じる不穏な空気感や何があったんだろう……と思わせる構成と演出にもワクワクしました。
どちらも繊細で優しくて心もとなくて……それでも文通でお互いの存在を感じながら強くなっていく。 誰もがユニコーン。わたしも誰かもたったひとつで、特別な存在であることをわたしも忘れずにいようと思えた本でした。

(ふたば書房御池ゼスト店 鄭智星さん)

まだまだアナログで時間のかかるコミュニケーションを当たり前に楽しんでいた時代を成長してきた80年代生まれの自分にとって、この作品はフィクションであっても、心の中の記憶をそっとなぞるようなリアリティと心地よさ=エモさがあって、すぐに好きになったし、ひとに勧めたい1冊になった。「同時代を生きてきたエモさがぎゅっと詰め込まれた宝物のような本」だと思ったし、パーソナルな深層意識を揺さぶられた気がした。自分の物語のように感じたのだ。今の若い人たちが読んだら、ちょっとノスタルジックなファンタジーと思うのだろうか。でもどんな世代であっても、自分の進む道の途中で悩んだりもがいたりして居場所を見つけ、成長していく人たちの物語には背中を押してくれるメッセージがあるように思う。

(有隣堂STORY STORY YOKOHAMA 名智理さん)

「ミチオの曲紹介」をリアルに聴ける

物語の世界をより楽しんでいただけるよう、ミチオがハルカに紹介した曲をまとめてSpotifyのプレイリストにしました。
実は1つだけ、本の中には登場しない曲も追加しています。物語の終わりに聴いてほしい曲として、北澤さんが選びました。

ご購入はこちら

北澤平祐『ユニコーンレターストーリー』
2024年11月26日(火)発売
定価:2,200円(税込)
体裁:A5 判ソフトカバー160p(オール 2 色刷り)
発行:ホーム社 発売:集英社
ISBN 978-4-8342-5392-4
装丁:名久井直子

イベント情報

  • 渋谷・大盛堂書店 サイン会 11月26日(火) 

※イベントへのお申し込みは受付を終了いたしました。

  • 京都・恵文社一乗寺店 原画展 11月26日(火)~12月15日(日)

※詳細は随時更新します。

  • 京都・cozyca products shop HIRAETH 北澤平祐個展「手紙とギフト」12月7日(土)~12月25日(水)
    ※本書のモノクロ原画やカラーのパネルを中心とした展示

著者プロフィール

北澤平祐(きたざわ・へいすけ)
イラストレーター。東京都在住。アメリカに16年間暮らし、帰国後、 イラストレーターとしての活動を開始。書籍装画、広告、商品パッケージなど国内外の幅広い分野で イラストを手がける。著書に『ぼくとねこのすれちがい日記』『ひげが ながすぎる ねこ』など。


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