自らを「宇宙人」と呼ぶ男の人生は、はたして“絶望”なのか――。 木原音瀬『惑星』9月26日(木)発売
この本について
貧困、暴力、搾取、死……木原音瀬が挑む新境地。
著者が長年構想していたという渾身の本作は、居場所もなく社会の底辺で生きるひとりの男の人生を描いた文芸作品です。現代社会の問題も浮き彫りにするようなストーリーとなっています。
漫画家・平庫ワカ氏(『マイ・ブロークン・マリコ』)が手掛けたカバーイラストも必見!
《あらすじ》
「ジブンは地球の人間じゃない。早く宇宙の星に帰りたい」
自称「宇宙人」の男・ムラは、ドヤ街でホームレス生活を送っていた。空腹に耐え、過酷な日雇い労働をし、ある時には金をだまし取られながらも淡々と日々を過ごすなかで、ひとりの芸術家の青年に出会う。そんなある日、「星」にいるはずの父親の遺体が解体現場から発見される――。
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店舗特典
コミコミスタジオさんでご購入の方は書き下ろしSSカードが付きます。
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イベント情報
※サイン会参加チケットは販売終了しています。
2024年10月5日(土)に、本書の刊行を記念して5年ぶりとなるサイン会をブックファースト新宿店様にて開催いたします。
著者プロフィール
木原音瀬(このはら・なりせ)
高知県出身。1995年『眠る兎』でデビュー。『美しいこと』『箱の中』をはじめとするボーイズラブ作品を多数発表。ほかの著書に『ラブセメタリー』『罪の名前』『コゴロシムラ』「捜し物屋まやま」シリーズ、「吸血鬼と愉快な仲間たち」シリーズなどがある。