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Author Talks

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作家のインタビュー、対談、書店トークイベントなどをお届けします。著者の新刊の話を中心に、テーマやゲストは多岐にわたります。
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2022年4月の記事一覧

佐藤友哉『青春とシリアルキラー』刊行記念インタビュー「一人の小説家が十四年をかけた作品」

この度、『青春とシリアルキラー』を上梓されることになった佐藤友哉さんが、最初にこの作品の取材に行かれたのは、今から14年前の2008年のことでした。完成に到るまでの日々について、佐藤さんにお話を伺いました。 聞き手・構成:阿南三郎/撮影:湯浅香奈子 1. 28歳から41歳までの間の仕事──『青春とシリアルキラー』の刊行、おめでとうございます。僕がこの本の執筆のきっかけとなる取材に、佐藤さんをお誘いしたのは2008年。もう14年も前になります。 佐藤 ある殺人事件の現場を

アンドレイ・クルコフ『ウクライナ日記』2015年の日本語版序文 吉岡ゆき訳

小説『ペンギンの憂鬱』の著者であるウクライナの作家アンドレイ・クルコフさんが、ウクライナ危機の根源といえる2013年「マイダン革命」を綴ったドキュメント『ウクライナ日記 国民的作家が綴った祖国激動の155日』(吉岡ゆき訳)を重版しました。4月19日出来で、お近くの書店でご注文いただけます。 著者アンドレイ・クルコフさんは現在もウクライナに留まり、SNSや各国のメディアを通じて発信し続けています。わたしたち編集部も日本の読者へ向けた新たな寄稿を依頼しており、届き次第このサイト