木原音瀬「惑星」-第3回-
「ジブンは宇宙人」だと信じ、ひとり生きる男・ムラ。星からの迎えを待ちながら、その日その日をドヤ街で暮らしている。ある日、以前勤めていた建築会社の跡地で仕事をすることになったムラ。するとそこで白骨化した遺体が発見される。遺体は“星に帰った”はずの父親と同じ色の作業着を着ていて……。木原音瀬が描く、人生の光と闇の物語。
[毎月金曜日更新 はじめから読む]
illustration Waka Hirako
ゴッとぶつかって、目が開いた。頭、打った。じわあって痛い。頭の上のほう